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内容説明
日本独自の経営体はいかにして成立したのか!?
総合商社は、1990年代以降に大きな変貌をとげ、多様な商品・サービスを扱う従来の事業に加えて、大きなバリューチェーンの中で商品の製造や輸送まで複合的に行うようになっている。
加えて資源やインフラなどのプロジェクトの事業化とともに、それらの保守・運営に携わっている。こうした総合商社の近年の動き、姿だけでなく、その成り立ちから今日までの歩みを整理するとともに、原点に立ち返って、総合商社の本質と果たしてきた役割を日本経済のなかでとらえなおした総合商社原論。
長い「冬の時代」を脱却し、いまや絶好調と言える日本の総合商社の背景を知りたいビジネスマンや経営者、商社への就職を希望する学生などにも最適な1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Bill
2
商社の歴史、外国における商社の歴史まで言及しよく整理出来ている。現在、将来の総合商社の価値についての分析も共感出来るが、グローバル目線での分析が物足りない。2016/03/07
蛮族
1
財閥解体後三菱商事と三井物産が合同するにあたり前者が5年ほど早かった理由として、三菱は財閥系メーカーの輸出入のために設立されたのに対し、三井は先に商社があり、その後に三井系メーカーが発足したという話とか、イギリスで総合商社が衰退した理由として資本市場とくに機関投資家が総合商社のようなコングロマリットは短期的な投資に向かない(事業が多岐に渡りモニタリングがむずいから)話とかがおもろかった2024/09/01
Da1
1
日本貿易会総合商社原論特別研究会事業と何やらカタそうな研究だが、総合商社の歴史を簡明に解説している入門書。ルーツを探るだけあって戦前の商社論に紙幅が割かれている。「なぜ総合商社は日本にしか存在しないのか」との問いに答えるのは容易ではない。しかし鎖国下の居留地貿易が外国商館に商権を握られた主因とし、それを奪還することが国策的に黎明期の商社に課せられたとの説は何ともロマンがある。2013/02/06
米川青馬
1
読了。総合商社とは何か、を多角的に研究している一冊。類書はおそらくほぼない。その歴史から始まって、なぜ日本(と多少は韓国)でだけ総合商社というビジネスが成功しているか、現代の総合商社のビジネスモデルとその強み弱み、そしてこれからのチャンスとリスクについて書かれている。これだけを鵜呑みにするのはおそらく良くないと思うが、少なくとも勉強にはなる。けっこう貴重な本だと思う。2012/08/19
みゆパパ
1
総合商社の歴史や他国商社との比較についてはあまり知らなかったので勉強になった。ただ、将来像含め、商社像そのものについては、「机の上での論文」以上ではなかった。商社の実態はもっと泥臭く、もっと人間味に溢れており、その人間っぽさが現在の発展の源になっていると思う(1商社マンとしての感想)。2012/06/07
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