クリスティー文庫<br> 白昼の悪魔〔新訳版〕

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クリスティー文庫
白昼の悪魔〔新訳版〕

  • ISBN:9784151310201

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内容説明

作家や書評家から絶賛される名作が49年ぶりに新訳
白昼堂々、事件は起きた。人気のリゾート地スマグラーズ島で、元女優のアリーナが何者かに殺されたのだ。傍若無人な彼女は羨望と反感を一身に集めていた。宿泊客のなかに犯人がいることは間違いない。しかし、全員に完璧なアリバイが。混迷極まるなか、宿泊客の中から名探偵ポアロが歩み出た 解説:酒井貞道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

20
新訳が出たので再読。リゾートが舞台、女優や実業家など特色ある登場人物が並ぶ。 前訳で気になった古臭い言葉が一層され新鮮な気持ちで読めた。言葉がみずみずしく躍動感がある。ガードナー夫妻のやり取りなどコント風で楽しい。やっぱりこの話し面白い。そして二回目なのに見事に騙された。 翻訳ものは新訳で新たな命を吹き込める。どんどんやって欲しい。 新訳でいいことだらけだが難点は高いことか。文庫で2000円弱はさすがにちょっと。2025/06/30

assam2005

16
以前読んだ「アガサ・クリスティー完全攻略」で高評価だったタイトル。さすが新訳版、読みやすい。島全体がリゾート地。ホテルあり、テニスコートあり、海水浴場ありのその地で事件は起こる。被害者は元女優。周りの人達は皆彼女を疎ましく思っており、全員が容疑者になりうる。パズルのピースを探すようにポアロがひっかかりを見つけ謎を解明していく。小さな違和感を見逃さない。その先の犯罪につながる過去の犯罪歴を洗い出す。そこに及ぶ思考が、さすがポアロ様。目の前のことだけではなく、その背景をも視野に入れる。王道の一冊。2025/07/29

あじむ

9
リゾート地を舞台にした作品だけあって、全体的に明るい印象のある内容でした。 最後の場面では、いろんな要素が繋がって真相が明らかになる様は流石です。奇をてらったトリックではないものの、丁寧なミステリーだと思います。 そして、本作でもクリスティーらしさ全開の登場人物の描写です。女性たちの会話がリアルに感じられるのは、流石クリスティーといったところです。 一番気になったのは値段でしょうか。2000円という値段はこのご時世のことを踏まえても、高すぎませんかね…世知辛い世の中になったものです。2025/07/02

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