廣済堂文庫<br> 鳴き砂 - 隅田川御用帳

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廣済堂文庫
鳴き砂 - 隅田川御用帳

  • 著者名:藤原緋沙子
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 廣済堂出版(2012/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784331614686
  • NDC分類:913.6

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内容説明

臨月の腹を抱えた武家の妻女・市岡美佐が駆け込んだ。夫に女ができ、離縁したいという。お登勢は美佐が身二つになることを考え、離縁は最善の策ではないと反対したが、せめて子が産まれるむまででも橘屋に置いてほしいと必死に懇願する。美佐の言動に不審を抱いた十四郎とお登勢は、調べるうちにこの駆け込みの裏にある哀しい真相に辿りついてしまう。シリーズ第十五弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

30
橘屋を繰り広げられる様々な事件、男と女夫婦の人生ていろいろありますよね、ずっと連載してほしいシリーズです。2013/11/10

ひさか

9
前巻で愛を確認し合った十四朗とお登勢の行方が楽しみでしたが、相変わらずの忍ぶ恋路線です。 二人の仲は余り進展せず、駆け込みの事件だけが進むという、毎度の展開が続くので、安心といえば安心な進み方です。2012/05/29

たーくん

7
橘屋に市岡美佐という武家の妻女が駆け込んできた。驚いたことに妊娠していたが、亭主が酒と女に溺れ、暴力をふるうという。亭主に離縁を申し出ても取り合わないと必死に訴えるが……。女と男の愛憎劇を見事に裁く橘屋の女主人・お登勢と塙十四郎をきめ細やかな筆致で描く好評シリーズ第十五弾!2023/02/06

うみろー

6
十四郎とお登勢気持ちは十分つながっているのに、忙しさになかなか進展しない。夫婦の縺れを解くような橘屋の話だが、今回ばかりは万吉の話に尽きる。助けてもらったことに恩を感じ一生懸命頑張る万吉が愛おしい。宇吉夫婦から可愛がってもらったことは忘れないで欲しいなと思う。2012/10/28

あかんべ

6
どこまで続くのかな?このシリーズ前巻で良い感じになったっていうのにやっぱり武家と町人には乗り越えられない壁があるのか?今回は万吉の話がよかった。二回も親に捨てられた子の悲しさはいかばかりか、万吉の元気さにいじらしさを感じる。2012/05/11

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