朝日新聞出版<br> チャイナ・ナイン

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朝日新聞出版
チャイナ・ナイン

  • 著者名:遠藤誉【著】
  • 価格 ¥1,799(本体¥1,636)
  • 朝日新聞出版(2013/07発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784023310315

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内容説明

2012年は中国の指導者交代の年。共産党による一党専制体制である中国は、国家主席を含めた9人の政治局常務委員が国を動かしている。「誰がその9人になるか」によって、国の意思が決まるのだ。既得権益を守りたい「江沢民派」に対し、格差を抑え“共富”を目指す「団派」の巻き返しはなるのか。その結果は世界全体に影響する。政権中枢にも豊富な人脈を持つ著者が生々しい中国の姿をダイナミックに活写する。

目次

序章 権力の構図
第1章 中国を動かす9人の男たち
第2章 次の中国を動かす9人の男たち
第3章 文化体制改革
第4章 政治体制改革
第5章 対日、対外戦略
終章 未完の革命

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

26
やっと予約の順番が回ってきたら、12.11.15付けでチャイナセブンになりました。 しかし、その序列は筆者の予想かなり当たっていましたね。1位習近平(当たり)2位李克強(当たり)3位張徳江(予想8位)4位兪正声(予想番外)5位劉雲山(予想4位)6位王岐山(予想3位)7位張高麗(当たり)という結果でした。江沢民派が主流なので、中国は経済発展中心の政策となり、日本は今よりやりにくくなりそうです。 中国の投票率が100%に近いと書いてありましたが、人口もはっきり把握できていないのに、それはあるだろうか。2012/11/21

北本 亜嵐

14
序章の補記に中国がどういう国かを知るため、建国から現在に至るまでの経緯が説明されてあり、初めての人でも国内の状況や「チャイナナイン」についてとっつきやすくなっていると思う。情報量が本当に凄く圧倒されたけれど、最後まで読み切ることが出来ました。個人的には…「チャイナナイン」から「チャイナセブン」→「チャイナジャッジ」という流れがおすすめ。中国の政治を知りたい人にぜひ。2015/11/10

がんぞ

9
著者は登場人物のほとんどと面識があり風貌、表情についての記述も具体的、画像時代にその影響は大きい。遅れてきた「文革派」薄煕来の失脚で揺れる権力構造は、親密な相談役の著者によると独裁ではなく9人の合議制で多数決、有力者子弟、共産党青年団、軍関係、警察、北朝鮮etc.種々の代表が参加してる。地方には秘密投票も行われていて投票率は100%近いと。一般大衆が望むところではあるが汚職脱税などの経済犯に死刑というのは、権力闘争も同様、対立を激化しかねない。’89年天安門事件は「自由化の行過ぎ」と捉えられているらしい。2012/07/12

みんと

7
チャイナ・ナインの党内での派閥、党内序列をめぐっての闘争、駆け引きなど、モラルの荒廃した中国がある。 若者たちは愛国主義教育をメインカルチャーとしてインプットされるので、自然と反日感情を植え付けられていることがわかる。 アメリカが思うように、対中関係は重要であり、且つ複雑なのだ。 平等を重んじれば、経済成長は鈍化する。しかし、経済成長を重んじれば格差が生まれる。 新しい概念の中で苦悶する中国の今を興味深く読んだ。2013/01/06

BluePlanet

6
2012年3月30日発行。近くて遠い国、中国。その中国の現代政治が非常に素晴らしく解説されています。中国という国がチャイナナインと呼ばれる中国共産党中央委員会政治局の9名の常務委員により動かされているとは・・・。それにしても著者である遠藤誉氏の生い立ち・・・巻末に書かれていますが、絶句なんて言葉では言い表されない壮絶なものですね。2013/06/29

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