内容説明
「てんてんはかですね……貴方は馬鹿ですか!?」 「……す、すみません」 ある日、赤井は詠羅に一目惚れした後輩の相談を受ける。必死に頼み込む彼の姿に心を動かされ、赤井はやむなく詠羅を紹介することに。デートの約束に喜ぶ後輩とは対照的に、心落ち着かない赤井、傷つく詠羅。そんな中、前に誘った約束を恵衣美に問い詰められ、赤井は恵衣美とデートをすることに!? 「動物園。ただし、ワタシが見たいのは、……エイラだけどね」 詠羅と後輩のデートを見守ることになった赤井と恵衣美。すれ違う気持ちはどこへ行くのか!? トライアングル・ラブコメディ第2弾! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お味噌
10
今回は男性人のヤンキーとのアクション多めで、主人公とエイラちゃんの関係がなかなか面白かったので満足できました。最後、道くんが赤井を殴ったところは 個人的にすきです^^2012/08/23
ころん
9
後輩の道に「一目惚れした」と相談される赤井。一目惚れの相手が詠羅だとわかり、赤井は道の熱意に負け紹介すると約束してしまう。詠羅と道がデートすることになるが、赤井は恵衣美に誘われふたりの後をつけることに。初々しいキャラ達が、読んでて恥ずかしくなってしまうけど、これぞ青春!って雰囲気が読んでて心地良い。遠慮のない恵衣美と詠羅の喧嘩や、赤井田所山城の仲良し3人組、真っ直ぐすぎる道君などなど、みんな良いキャラしてるなー。実際にこういう子達いそうっていう、リアルなキャラ付けが良い。田所はちょっといなさそうだけどw2012/03/31
ぶなぶな
8
香里の部活の後輩・道から、一目惚れした詠羅の仲を取り持つことを頼まれる第2巻。意中の人から友達を紹介されたら傷付くという話。友達というほどでもないから尚更である。赤井の等方的な優しさは愚かしいという言葉がお似合いで、肥大するまで自分の痛みに気付かない。でもここぞという時はズバッと決めてくれるし、頼りがいがなさそうで頼りになる。それと鈍感を極めていてもはや清々しい。姉妹の仲も少しずつ和らいでいて、詠羅は思い込みで恵衣美を断じたのを謝ったし、恵衣美は詠羅がどんな時にどんな顔でどれくらい悲しむのか知っている。2019/10/29
無銘
7
犬猿の仲な姉妹の間に挟まれるラブコメ2巻目。詠羅に人目惚れした後輩に彼女を紹介することで始まる騒動。なるほど赤井はまだ恋に落ちていないよなぁ。いくらお人好しがすぎるとは言っても今回の所行はなかなかにヒドい。しかし己の過ちを自覚した後の行動は潔いというか、不器用というか、バカというか。彼も今回の件を通して詠羅、恵衣美に対する感情に変化が生まれたようで、少しずつでも前進する様子が実にもどかしく微笑ましい。そして色々と焦りすぎな空河は超ウザいよ!2012/05/01
栗村弘
6
いや、赤井君。それはさすがに酷い。相手が真剣とかそんな事が問題じゃあないだろう。好かれてるのはわかっているんだから、全く選択肢に入っていないならともかく、それはあまりにも。明らかに面識薄い彼の方を詠羅より優先した形だからなあ。まあ、でもそんな明らかな間違いも青春なんだなあと。取り返しがつくなら何でも糧に成長すればいい。ところで、二巻まで読んできて、恵衣美の出番少なくない? 明らかに詠羅寄りに見えてしまうのは、私が詠羅推しだからなのかなあ。正直空河は今更感が強いけど、恵衣美も蚊帳の外に見えるのだよなあ。2012/04/03