内容説明
人は「人生は努力して切り拓くもの」と信じている。けれど、どんなに頑張っても、うまくいかないこともある。心は一向に軽くならず、むしろ「もっと頑張らなければ」と自分を追い込み、さらに苦しくなってしまう。人生には成功と同じく、失敗することも多々ある。どうしても「自力」だけでは無理なのだ。なにかが決定的に足りていない――。そんないかんともしがたい力の作用に気づく事で、回り道のように思えた経験が生きてくる。人生がラクになる親鸞の教えを、著者がわかりやすく説く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
15
紆余曲折後、結果的に浄土真宗の僧侶となった著者のご本。読んでいてはっとしたのは、障碍を持たれた方々のお話。できないこと探しをせず、自分にしかできないことを武器にして生きていく・・・。それだけで、世界はおそらく違って感じられるはず。個人的に少々しんどい思いをしていくときに読んだので、気持ちが楽になりました。2013/06/22
Humbaba
7
残念ながら,生きていれば努力だけではどうしようもないこともある.自分の力で道を切り開くというのは確かに悪いことではない.しかし,生き方をそれに限定してしまうのは,自分の選べる道を狭くしてしまうだろう.2012/07/19
すうさん
1
親鸞の他力本願の考え方を優しく説いた本。親鸞の考え方は日本仏教の分水嶺となった思想であるが、現代の「頑張れば何とかなる」という発想とは違う。もちろん努力を否定するのではないが、実際私自身何かに背中を押されたり大きな力で導かれていると感じることは何度もあった。特にトラブルや大事な決断の時の後に感じることが多い。選んだことの正解はないのかもしれないが、決めることで前進してきたことは紛れもない事実。偉大な人生を送った人は自分の能力を超えた何か「サムシンググレイト」の存在を感じたことが多いと聞く。2017/11/06
脳疣沼
1
一見馬鹿げた真宗の教えの奥深さが分かる。浄土真宗を、なんて安易な宗教なんだ(これだから日本ってのは)、とバカにしてる人にオススメ。2017/09/14
hideboo
1
この本を読んで他力本願という本当の意味がよく分かりました。これまで、てっきり他人に頼る事だと思っていましたが、そうではないのですね。ネタバレになるので多くは語れませんが、親鸞の教えを中心に、とても分かり易く書かれています。手元に置いて、悩みや困難にぶち当たった時、読み返したい一冊です。2012/04/17
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