内容説明
臓器摘出による後遺症の苦しみや延命効果のない無駄な手術で、手術を後悔し担当医を恨む患者は多い。食道ガン、胃ガン、大腸ガン、肺ガン、乳ガンについて、進行度別にどこまで切るべきか、放射線や抗ガン剤の方が有効か、再発の場合はどうかなどを、QOLとの関わりで見直す。また、ガンが発見された時の心の準備や優れたガン専門医の見分け方を紹介する。手術万能主義の現状を批判するガン名医によるセカンド・オピニオンの書。
目次
第1章 ガンが発見されたとき(土屋式一・三・五の法則;手術選択の四つの条件)
第2章 切るべきか、切らざるべきか―消化器ガン、肺ガン、乳ガン(食道ガン―手術で治す時代は終わった;胃ガン―拡大手術に要注意;大腸ガン―胃ガンより低い悪性度;乳ガン―縮小化する手術;肺がん―手術だけでは頭打ち)
第3章 再発ガン―切るべきか、切らざるべきか(再発検査;遠隔転移―再発)
第4章 ガン専門医の適否を見分ける(ガンとは何か;要注意のガン専門医とは;心のケア)
著者等紹介
土屋繁裕[ツチヤシゲヒロ]
1956年福島県生まれ。84年帝京大学医学部卒業後、癌研究会附属病院外科に入門し、乳腺、消化器、呼吸器癌の外科治療を中心に、最前線の臨床外科医として約16年間務める。現在、福島県郡山市、医療法人慈繁会土屋病院外科部長、現役の外科医として勤務。また、日本で初のがん治療をトータルにコーディネートする「キャンサーフリートピア」を設立
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