内容説明
「がんばろう日本」「絶対にあきらめない」……。そう言って日本はここまできたけれど、震災後、どう生きたらいいのかわからない。
どうやったら幸せな人生を送れるのか?充実した人生を送れるのか?長生きは幸せ?
欲望を追いかけるがんばりは、あなたを不幸にしてしまう。
人生に意味を求めず、あきらめてこそ、本当の幸福が手に入る。
お釈迦様の教えに基づいた、驚きの不安解消法!
「がんばる」は悪い意味だった/練習するほど楽しみは奪われる/幸せは欲望を満たしても得られない/滅私奉公精神を捨てる/少欲知足こそ幸せの公式/将来の利益より現在の幸福/人生は無意味だ/「がんばれ」に潜む「もっと」の危険/しっかり苦しむ/デタラメに決める
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
111
あきらめるは、「諦める」ではない。本来は「明らめる」からきている言葉である。だから、あきらめるは物事をあきらかにすることを指すのだといいます。そして、筆者はあきらめる生き方を選ぶことがうまくいく秘訣であるというのです。きっと、大部分の人は、この話に眉をひそめるはずです。子どもの頃から、頑張れ、頑張れと励まされ続けているはずですから。でも、僕のようなひねくれ者は、そんなのは幸せではないと思ってしまうのです。だって、がんばる人生の先には、がんばり続ける人生しかないのですから…。2015/03/30
うわじまお
45
人生をがんばるな、あきらめろ。諦めろではなく、人生に不要な頑張りを明らかにせよ。そして、明らかになったそれは頑張ってはいけない。もしもリストラされたら、会社を爆破する、売春して稼ぐとか考えよ。過激な作者のあおりがおもしろく、そしていろんな役立つ仏教の教えも学べ、とても勉強になったと同時に、少しだけ気持ちが楽になりました。つらいときにおすすめの一冊かと。2019/05/10
月乃雫
40
友人がひろさんの話は、目からウロコといっていたので買ってみた。確かに「あきらめること」は、お釈迦様の教え?仏教では「がんばる」のは悪「あきらめる」のは善とか過激な発言にも驚き!ながらも視点を変えると見えてくる世界も変わるかもと思えた。私も昨年父を亡くしてから、少しだけがんばるのをやめた。本中にあった「誰でもそのまんまでしか生きられない」必ず来る死に、少し肩の力を抜いて生きてみたいと思った。がんばることを自分に課してきた私が、すぐに変われるわけはないのだけれど、がんばることを一つやめただけでも心が軽くなった2015/08/19
黒頭巾ちゃん
33
「人生は苦であるから、今を幸せに感じて生きよう」としています。だから、「あきらめる」のです。だから、「少欲知足」でいいのです。前者の反対は「がんばる」です。「我を張る」のです。疲れませんか?大事なものを犠牲にしていませんか?後者の逆は「持てば持つほど欲しくなる」です。今の常識はマスコミや資本家によって作られた私意的なものです。離れて肩の力を抜いて生きていこうというのが趣旨です。我慢して頑張って無理して楽しんで本当に幸せなのか私は疑問です。2013/10/04
江口 浩平@教育委員会
26
【生き方】ひろさちやさんの本を読むと、まあいいかと肩の荷が下りる思いがする。頑張るのは悪、あきらめるのは善。世間が言っていることとは反対のものさしだが、これを一つ自分にもっているだけで、どれだけ生きやすくなるだろうか。自分を受け入れているからこそ、「ちょっとがんばってみようかな」という気持ちも自然とわいてくるのだろう。こうあらねばならないという世間の押し付けをはねのけて、自分が楽に感じられるように日々を過ごす。2022/11/02
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