内容説明
老年の多くの苦しみは、人間の完成のための試練である……。 どうやっても思い通りにならない「厄介な時代」なのだから、むしろ、自分を強く持ち、孤独を怖れず、本音で老いを愉しむための一冊。 これまでに曽野さんが長年にわたって出された数多くの書籍から、特に心に響く文章を269集めました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sweet november
9
これから生きていく先の道しるべになるような言葉が多かった。2019/03/24
くらっくす
4
風が吹き抜けるようにあとかたもなく死ぬ。人を明確に理解することなどできないのだから、誤解されて生きていくことが当たり前。今持つもの、持てることを幸せと感じて、最期まで日常を生ききる。いろいろと考えてきたこともあって、いい捉え方だなと見倣いたく思いながら読み進めた。無様に死んだって、忘れられたっていいじゃないか。執着があまりなく、ありのままの自分と周囲を有難く受け止める生き方は、本当に粋である。一人の達観した考えと受け入れつつ、いろいろな部分を真似てみたい。これから生きていく中で折に触れて読み返したい本だ。2022/05/03
おい
3
筆者の考えに共感するところ大です。もっと自然に生きた方が楽だと思うし、自分もそうありたい。 ★★★2019/05/29
神谷孝信
3
著者の本は何度も繰り返し読んでいるが、この本にも感化されたことが多くあった。42019/02/22
Mikarin-Hanako
2
「私の後始末」というタイトルなので、自分の老後や死を迎えた時のためのアドバイスをもらおうと読み始めた。実際は「生きる」ために必要なこと、不必要なこと、日々をいかに楽しく楽に過ごすことが大切かということが書かれていた。私も死ぬときまで今を大切に一日一日を精一杯生きていきたい。2019/08/30