内容説明
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私は「成年後見人」である。(中略)本書では、11年にわたる成年後見人としての経験から、おひとりさまの老後に対して、いくつかの処方箋を提示した。(中略)人間、息を引き取るまで、好むと好まざるとにかかわらず、いろいろな事柄が心を悩ませる。まさしく苦の連続とも言える。しかしながら、こうなってしまった現実を嘆いてばかりいても仕方ない。正面から捉えて対応することで、少しは心を軽くすることができるのだ。(中略)そして、これは私にとっても決して他人事ではなく、正真正銘、由緒正しきおひとりさまである私が、少しでも心穏やかに最後まで行きぬくための方策でもあるのだ。(まえがきより)
目次
1 私は成年後見人―「成年後見制度」とは何か
2 高齢になって、どこに住むか―法定後見の体験より
3 孤独・入院・死後の始末―おひとりさまの困りごとをどうするか
4 前もって準備しておくのが「任意後見制度」
5 後見人として出会った方々、学んだあれこれ
6 成年後見人を誰に頼むのか―私ならこうする
7 「成年後見制度」のこれから―将来お世話になる私の理想