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内容説明
ムカつく、妬む、悔む、悲しい、虚しい……仏道では、これら負の感情を、すべて「怒り」と考える。怒ると心は乱れ、能力は曇り、体内を有害物質がかけめぐり、それが他人にも伝染する。あらゆる不幸の元凶である「怒り」を、どうしたら手放せるのか?
ブッダの教えをやさしくひもとき、怒りの毒にまみれた毎日を清々しい日々に変える仏道入門。人気殺到で予約のとれない坐禅教室のメソッドを紙上指導。
目次
第1章 欲望はストレスの素
第2章 怒りは体を痛めつける
第3章 迷いは能力を曇らせる
第4章 心はなぜすぐ乱れるのか
第5章 欲・怒り・迷いを減らすレッスン
第6章 穏やかな心を保つレッスン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAKAPO
39
先日、アルボムッレ・スマナサーラ長老の『怒らないこと』と『怒らないこと2』を続けて読みました。いずれも翻訳ではないのかもしれませんが、やはり言葉の壁を感じ、きちんと理解できたとは言えない感じが残りました。そんな時、小池龍之介さんの『もう、怒らない』に出会いました。この本は、まるで、スマナサーラ長老の言葉を、日本人の私にも分かりやすいように噛み砕いているような内容でした。私は、歳をとって、いっそう怒りっぽくなっていることを自覚していますが、その苛立ちの原因と、怒りが自分の心を蝕むことを知ることができました。2018/12/28
ふう
31
何歳になってもくよくよイライラしやすい性分。新聞の相談コーナ(だったかな)でコメントを読んで、少しは穏やかな気持ちになれるかなと思って購入しました。欲や怒り、迷いが結局は自分の体を痛める。その痛みを察知し、発想の転換(空気を書き換える)で外からと内からの欲や怒りを乗り越えていくことが必要だと。難しいけど、それが自分を大切にし幸せになる方法だと、ゆっくりゆったり努力していこうと思いました。2012/01/30
baboocon
27
小池龍之介さんの著書はもう何冊も読んでいて、大体似たような内容が書かれているのでそろそろいいかなって(笑)欲望、怒り、迷いの3つの煩悩が様々な刺激を受けた人間の心から生まれて自身を苦しめる。怒りや欲望に振り回されないためには、身体感覚を大切にしてその場その場ですべきことに集中すること。そして他人からの言葉に怒りを感じそうになったら脳内で情報が「怒り」に編集される手前でカッコでくくって食い止める。なかなか簡単にはいかないけれど、心おだやかに過ごすためには参考にすべき点が数多くあると思う。2012/07/31
かいてぃ〜
23
kindleにて。欲、怒り、迷いという負のエネルギーで疲弊したくないと普段から思っているが、これが中々…。瞬間的に発生する負のエネルギーに、「反射」しては良くないですね。能く能く自分を内観する習慣付けが大切だと痛感します。『執着から自由たらんことを』という言葉を心に焼き付け、三毒からなるべく離れて、穏やかにすごしたいですね。2016/10/09
ダージリン
22
怒ってしまってからの、やってしまった感はいたたまれないものがあります(笑)。自己観察によって、前ふりがあることに気づき、その段階で止めれるようになりたいものです!いろいろ参考になりましたが、道は遠い・・・。2013/12/18