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内容説明
人の心が読めてしまう少女・火田七瀬は、その能力が悟られないよう家政婦として様々な家庭を転々としている。七瀬が垣間見る人の心の闇とは? 「時をかける少女」の筒井康隆の名作サイキックドラマを完全漫画化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
メイ&まー
9
借り本。筒井さんのシュールなお話が清原さんの可憐な絵で表現されると、却って気持ち悪さ倍増・・・!しかも、まったくのSFでもなくて、特に最後の亡くなったお母さんを信奉しすぎて葬式で号泣しまくる息子の様子なんてあり得そうでコワイ。巻末の筒井さんの解説も面白い。2012/12/23
くさてる
7
上巻と感想はほぼ同じで、ただもうすごい、の一言なのだけど。清原なつのの清浄な絵柄で描かれる七瀬の美しさとひとでなさが、もうすべて。そしてなにより、テレパスという設定で誤魔化されがちだけど、七瀬が住まう家庭はどこの世界でも見つかってもおかしくない普通の人々の感情の揺れ動きを扱っている物語だということが、本当にすごくて怖い。文句なしのコミカライズです。2014/01/22
そう
5
上下巻を一気に読む。大変、凄い、凄いクオリティだと思うのだけど…これは、絶対、胎教に悪い(現在妊娠中)2010/05/04
fumi
4
ツツイ御大の解説が豪華。「七瀬ふたたび」に繋がりそうなラストシーンにちょっとどきどき。続かなくても十分に満足なのだけども、あればきっとまた読んじゃう。『紅蓮菩薩』が絵になるとまた凄いなあ。2009/11/08
おぎわら
3
上巻に続いて下巻も読了。かなりあくの強い読み物だ。後味はよくないし、嫌味な話ばかりだが、怖いもの見たさ的関心でついつい読み進めてしまう。往年の清原なつのの作風とはずいぶん違うので、原作を忠実に翻訳しているのであろう。原作者のあとがきからもそのことが窺える。何となく原作の雰囲気が想像できる漫画の出来栄え。2016/12/18




