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内容説明
高齢者施設に囲まれた高原の小さな病院。その院長である著者は、日々、多くの85歳以上の超高齢者を診療しているが、苦悩は深い。急速な高齢化により、介護施設の不足は深刻で家族は受け入れ先探しに疲弊する。認知症高齢者の介護問題や、年金不足による経済的トラブルも多い。どうすれば、豊かな老後を過ごすことができるか、そして穏やかな死を迎えることができるのか。老いと死を見守ってきた現場からの貴重な報告と提言。
目次
実の娘の介護放棄
おだやかな死と「死の質」
認知症の合併症による家族とのトラブル
認知症患者の悪口雑言とクレームに疲弊する介護職員
在宅介護と介護ストレス
入院三カ月・これからどこへ?-高齢者介護施設が足りない
要支援・要介護者数の急増に対応できない介護政策
姉が妹の障害年金を流用
超高齢者に多い病気
認知症の種類と症状
安楽死・尊厳死を考える
超高齢期を前向きに生きて呆けの進行を遅らせよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
飴玉
5
問題点になりがちなことが、医療制度の都合による病院側の事情と、患者家族側の事情とに分けて説明されている。2018/01/21
huyukawa
0
死ぬことはそれまでの生を示すものでもあるということを考えながら読みました。決して例示だけでなく、さまざまなデータを示してくれて説得力があります。ひとりひとりの老いが決して他人事ではないということを感じさせてくれます。また、著者の常に相手に学んでいる姿勢に敬服します。私もそうありたい。2016/05/12
補充兵
0
とても示唆的な本だった。2015/10/06
なつ
0
授業で使うことにしました。高齢者になる可能性をほとんどの人が持ってる今、ちゃんと問題に向き合っておかないと未来に楽しみを見いだせないのかもしれない。現在の問題や人の終末について知ることができる本でした。2012/05/20
ばづ
0
リビングウィルについてちゃんと考えたいと思ってはきたけど、実際に文書にしたり、カードでの意志表示をするのは勇気がいるんだと知った。自分がどうしたいと思ってるのかもはっきりしてないし。あと、親がこれからどうなっていくかを考えるのは怖くて仕方なかったけど、いざという時のために心構えは必要だよなあ。2012/04/12
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