集英社新書<br> グローバル恐慌の真相

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集英社新書
グローバル恐慌の真相

  • 著者名:中野剛志【著】/柴山桂太【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 集英社(2015/09発売)
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  • ISBN:9784087206203

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内容説明

リーマン・ショックで金融資本を救った国家が次々、危機に瀕するという恐ろしい連鎖が始まった。グローバル化のデフレ圧力で中間層が破壊され、未来への投資が停止し、民衆とエリートの対立が深まる「冬の時代」。この長く続くであろう危機、大恐慌の足音が聞こえる時代を日本が生き抜くために必要なのは、過剰な流動性を生んだグローバル化の危うさと各国の社会構造の本質まで分析する「経済思想」だ。『TPP亡国論』で論壇の寵児となった中野剛志と気鋭の経済思想家・柴山桂太が徹底的に危機の時代への処方箋を語りつくす!【目次】はじめに――壊れゆく世界を行きぬくために 中野剛志/第一章 グローバル化の罠に落ちたアメリカと世界/第二章 デフレで「未来」を手放す日本/第三章 格差と分裂で破綻する中国とEU/第四章 冬の時代のための経済ナショナリズム/おわりに――歴史は繰り返す 柴山桂太

目次

はじめに――壊れゆく世界を行きぬくために 中野剛志
第一章 グローバル化の罠に落ちたアメリカと世界
第二章 デフレで「未来」を手放す日本
第三章 格差と分裂で破綻する中国とEU
第四章 冬の時代のための経済ナショナリズム
おわりに――歴史は繰り返す 柴山桂太

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

35
グローバル経済が世界中の格差を広げ、争いを生む。古典と呼ばれる経済学の本も、読んでおかねばなという気持ちになった。2015/08/31

hk

23
本書の対談が行われたのは2011年11月。リーマンショックがユーロ金融危機へと波及し、恐慌対策のため各国がこぞって大規模金融緩和を施して、だぼついた資金がコモディティ市場に流入し小麦価格が高騰。その結果中東諸国で食い詰めた庶民の不満が高まり、政権打倒運動が起こった。いわゆるアラブの春が進行する中での対談である。これを欧米メディアは民主化運動という美辞麗句に加工した訳だが、実態はグローバル化に対する反動だった。このようなグローバル化の弊害とその揺り戻しをこの時点で既に喝破している。名著といえるだろう。2017/10/06

hk

20
今回の読書も誠に有意義。わけても「重商主義と保護主義はまったく異なる。重商主義は国内の経済格差を拡大し、保護主義は分業体制の構築により国民国家を強化する」「グローバル化は相互経済依存度を高め国家間対立を鎮静化させるが、経済格差が広がり”国内争乱”を引き起こす。ジャスミン革命などがその典型」と知識を言語再現できるようになったのが収穫だ。グローバル化が「歴史の必然」でもなければ、「抗えぬ趨勢」でもないことを、対談の中でかみ砕いていく。あしもとの世界で保護主義が台頭している訳を知りたくば、本書は必読書たりえる。2020/01/02

hk

13
中野氏の著書で最も好きなのがこの一冊。2011年にTPP亡国芸人として一躍脚光を浴びた中野氏が、翌2012年に上梓した作品である。本書で氏は歴史学芸、政治経済思想芸、ボランニー芸など引き出しの潤沢さと奥深さをアピールし、ただの一発屋ではないことを満天下に示した。相方の柴山氏も幅広い知見に裏打ちされた鮮やかなつっこみを入れて対話に軽快なリズムを作っている。 グローバル芸人、成熟社会芸人、パソナ芸人、魚は頭から腐る芸人、ハイパーインフレ藤巻芸人など百家争鳴状態の論壇だが、今後も両氏の健闘を祈る次第である。2016/02/19

TheWho

11
異色の経産官僚と、滋賀大学准教授の二人が、グローバル経済(TPP等)の危険性を説く対談本。共に現在MMT派の論客と知られているが、10年も前に本著の様なMMTと云う理論が無かった時代に鋭くMMT理論を彷彿とされる経済理論を打ち立てた二人の知性に感服した。10年も経ち著者らの理論の正統性が、ステファニーケルトンらの新経済理論に証明されたとも思われた。今まで前読の高橋洋一らのマクロ経済学の正統性を認識しつつも何故か違和感を感じていた事を説き明かしてくれ、リフレ派とMMT派の違いが認識できた1冊です。2021/07/16

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