ハーレクイン 復讐のティアラ 夢の国アンブリア ＩＩＩ

著者名：レイ・モーガン【著者名】/逢坂かおる【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/12発売）

• ISBN：9784596222084

内容説明

すべてはあの日に始まった。ペレアはモンテとの出会いを今も思い出す。「追われているんだ。かくまってもらえないか？」アンブリアの王宮の一郭に住むペレアは、不意の侵入者に驚かされた。衛兵に追われていた彼を、ペレアはとっさに寝室に隠し、そのあと2日間、騒ぎが静まるまで一緒に過ごすことになった。とても危険ななりゆきだったのに、ペレアは一目で彼に魅せられていた。そして、彼がアンブリアを以前治めていた王家の皇太子モンテで、主権を奪い返そうと、城に忍び込んで動きを探っていることを知った。そのモンテが何カ月も経ってから、また戻ってきた。でも、もう遅い。彼女は現政権の後継者とされるレオナルドとの婚約をすでに決めていた。片時も忘れたことのないモンテとの赤ん坊を身ごもったまま……。■かつて炎上する城からひそかに救い出された王族の子どもたち。今、祖国の奪還に燃える皇太子モンテが王宮で巡り合ったのは、裏切り者の娘……。急展開を見せる3部作の最終話をお見逃しなく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[砂月周]

あらすじからドロドロした内容を想像していましたが、どちらかと言えばクドクドした感じの内容でした。最初から嫉妬に燃えるヒーローも珍しいなと思いましたが、二人の会話が同じことの繰り返しだったので、読んでいる間に少し飽きてきてしまいました。祖国を追われた王子が国を取り戻して終わるんじゃないのか！と中途半端な終わり方が残念でした。

2012/01/29