内容説明
陸曜一はかつて、人類に害をなす存在「キリオーニラ」を狩る優秀なハンターだった。キリオーニラの王――「祖王」を倒すほどに。その結果、曜一は大事なものを失ってしまう。ハンターの〈ちから〉の源を――。しかし、平和になったと思ったのもつかの間、祖王が、キリオーニラが復活する。幼なじみの少女・南波やクラスメートの少女たちの助けをかりて曜一は〈ちから〉を取り戻し、再びキリオーニラとの戦いに身を投じる！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
豚山田
6
な、な、なんじゃこりゃぁ！？ 久々の衝撃的な一冊でした。いい意味で、です。 まず、1ページ目からパンツ丸出しのイラストがあり、しかも性欲を力にして怪物に対抗する的な設定で、官能小説買っちゃったか、とも思ったのですが、進めてみると意外に過激でなくでちょっと好印象でした。 そして本作は何といっても、下ネタが大変面白く、それこそ官能ものかと身構えさせられたところを不意打ち的に笑わせられたので、何か精神的におかしくなってしましました。いや、こんなに笑った本はいつ以来だろう。。 自信をもってお勧めです！2013/12/27
カインズ
5
【真面目なエロは果たしてエロいか】かつて強大な敵を倒したことにより大事なものを失った主人公が周囲の迫害を乗り越えて大事なものを取り戻すお話。もっとも、大事なものが性欲なんですが。真面目なフリして犯罪級の変態行為を淡々と行っていくという所が売り……だと思うのだけれども、主人公が淡泊すぎるためイマイチ盛り上がりに欠けるように思えた。一時的にでも変態モードとかを出した方が良かったんじゃないかなぁ。2011/12/05
RoughMagician
3
性欲を使いきってしまい 自分からそれを生み出せなくなったからヒロインから促してもらう本作の設定に、「なるほど…」と感心してしまった自分がいて悔しい。主人公の小中の友人達のバカエピソードが何気に面白かった。特に携帯の着信音をあえぎ声にしたときの件。絵師のはましま繁夫さん、ゲームの方でよく見てるせいか、人としての尊厳を失っている描写無しの、普通以上に可愛く女の子を描いて、なんかハッとした。2016/09/17
くろ
3
初っ端からなんだこりゃとばかりに、パンツ、パンツ、パンツ。ずっとそんなノリでシリアスなシーンがシリアスにならない。2016/01/17
のぶ君
3
セクハラです。きちんと言っておきます。セクハラです。主人公はもうそれは清々しいくらいに爽やかにセクハラします。あくまで爽やかです。爽やかというようも無感動といったほうがいいかもしれませんが。性欲がないので仕方ないのですが。しかし、なかなかいない主人公です。ラッキースケベとか、スケベを期待してるとか、そんなそこら辺の主人公とは違います。真摯にスケベとでも言うのでしょうか？それはもうまっすぐ一途です。まあ、幼馴染キャラスキーな僕にとってはそんなこと些細な事なんですが。2012/12/25
