楽園 同窓生代行─売野機子作品集・2─

著者名：売野機子【著】

白泉社（2014/04発売）

• ISBN：9784592710363

内容説明

「楽園」誌上＆web増刊で発表された7本の読みきり＆描きおろしによる読者待望の売野機子2冊目のコミックス。発売中の初コミックス『薔薇だって書けるよ　売野機子作品集』とあわせてどうぞ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ムック]

あとがきにもある様に、少女漫画からBL 、百合まで幅広い作品集。短いけどどれも読ませるな～。表題作と「訪問者」が特に好き、あと装丁が素敵すぎます！カバー下を見て暑い夏が待ち遠しくなりました。

2012/02/13

[ぐっち]

どれもちょっとせつない。同級生代行の男の子、いい人ですね。「もっともっとよく見て」がラブラブで好きです。

2011/12/24

[又三郎]

表紙がとても好きだわ。絵の内容自体の共通点はないけど、「薔薇だって〜」と同じ作者と一目で分かる。これからもこのテイストが続くと表紙買いしちゃうなきっと。　　ひらがなで呼んだとか漢字で呼んだとかいうセンスが好き。　　おホモなお話の続きをもっともっともっと読みたい。　　次の短編集に期待。ロンリープラネットも読まなきゃね。

2012/04/14

[汚壌]

とってもキュートな短編集でした。前作では思いませんでしたが、大島弓子に似ている。前作より好きかも。前作では薔薇だって描けるよが好きで他はあまり印象に残りませんでした。今回はどのお話も好きでした。どれも結構オチが心地好いです。“未明のGIRL”はかなり気持ちわかります。萌えたのは“ラスト・サーカス”と“もっともっともっとよく見て”でした。女の子も男の子も美形で可愛いです。

2014/05/05

[訃報]

画きれいだなあ。かっこいいなあ。表題作や『愛のけものにしたがいなさい』で顕著だが、思考の過程を省略した心理描写がとても味わい深い。心情を読み取ろうとしても、たやすく理解はできない。詩のように噛みしめる。ちょっとクサイけど、それを許容させるだけの作品世界がきっちり創られている。『未明のGIRL』の、頭悪そうな語彙での会話にもやっぱり味がある。『LAST　CIRCUS』も台詞回し良い。

2014/03/28