角川選書<br> 日本の「宗教」はどこへいくのか

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角川選書
日本の「宗教」はどこへいくのか

  • 著者名:山折哲雄
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • KADOKAWA(2014/08発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047034976

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内容説明

日本の宗教はどこからきてどこへいくのか。鎌倉仏教の担い手たち、法然・親鸞・道元・日蓮らの「心の探求」という精神的な命脈を糸口として、祖霊信仰と神仏とのかかわり、近代前後の宗教観の変容を解く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マウンテンゴリラ

3
著者の本はこれまでも幾冊か読んだきたが、専門である宗教論に文学等の該博な知識を絡めたエッセイ風のものが多かったと記憶している。本書は、それらとは異なり、本格的な宗教論、しかも西洋キリスト教と日本仏教の歴史を宗教改革という視点で論じたものとして興味深く読んだ。論旨から言えば、鎌倉時代の新仏教が、西洋の宗教改革に比され得るもの、そしてそれと同様のものとして評されてきたことに対する、著者独自の見解が示されたものと言えるだろう。鎌倉新仏教に、キリスト教の宗教改革に匹敵する意義を認めることに関し、現在では、→(2)2024/08/22

三上 直樹

3
鎌倉仏教の歴史的意義について知るために手にしましたが、鎌倉新仏教が先祖信仰に呑みこまれて葬式仏教になった流れ、本当の宗教改革は織田信長が行ったという見方、そして無宗教な戦後日本と象徴天皇との関係など、縦横無尽な論が並ぶ刺激あふれる内容。そこには英霊や大震災の鎮魂というテーマもあり、これからも読み返すことになる一冊です。2015/08/09

果てなき冒険たまこ

2
「鎌倉仏教=宗教改革」という考えがあることは寡聞にして知らなかったのだが、明治以降、そして大戦以降の日本人は何でもかんでも西洋を比較の基本に置こうという西洋礼賛がどうにも抜けないようだ。文化の成り立ちもその後の展開も日本の風土なり人々によって築かれたものであることを(考えないわけじゃないんだろうけど)置き去りにしてなんでも西洋が基本になることに違和感を感じない人が多すぎる。今でも周りを見れば西洋人のモデルさんや事物のオンパレード。宗教だけじゃなく日本はどこに行くんだろうね。2024/06/19

さくら

0
みなさんも書いている通り、タイトルから想像できる内容とは少し違います。ほとんどが中世日本に宗教改革はあったのか?に費やされ、今後の展望のような考察はほとんどありません。2014/07/12

石ころ

0
タイトル変えた方がよくないかな、これ。メインは中世日本に宗教改革があったかということと、先人たちの研究結果の再検討と紹介。なんか浅い。2013/10/08

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