角川ホラー文庫<br> 青い夜の底 小池真理子怪奇幻想傑作選2

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角川ホラー文庫
青い夜の底 小池真理子怪奇幻想傑作選2

  • 著者名:小池真理子
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041000359

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内容説明

互いが互いに溺れる日々を送っていた男と女。だが突然、女との連絡が途絶えた。シナリオライターとしての仕事にも行き詰まり、苦悩する男が路上で出会ったのは…(「青い夜の底」)。死んだ水原が、今夜もまた訪ねてきた。恐れる妻を説得し旧友をもてなすが…(「親友」)。本書のために書き下ろされた表題作を含む全8編。異界のもの、異形のものとの、どこか懐かしく甘やかな交流を綴る怪奇幻想傑作選、第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

80
さすがの傑作選!これまた絶品揃いで非常に楽しめた。ノスタルジックで切なくて、妖しくて甘やかで、“美をはらんだ恐怖” を堪能できる短篇集。マイベストは夫と息子を飛行機事故で亡くした私の新たな「生きがい」。何度読んでも素晴らしい名作「足」は小池さんの体験をもとにしているそうで驚き。新人時代の習作と謙遜されている「しゅるしゅる」も面白かった。既読の傑作選1『懐かしい家』も読み返してみようと思ったら、読んでいたのは『懐かしい骨』だった。家探しせねば!2020/05/20

リッツ

33
殆ど既読だった。「災厄の犬」「生きがい」は何年ぶりかで他の作家と混同していた。上手いなぁと思ったが、やはり私の好み的には死者との交錯、あわいの滲む作品に惹かれる。忘れ切れないものが夢となり果たして自分は今どこにいる?あの感覚の描かれ方の見事さに毎度驚かされる。美しいけれど底知れない淋しさ、のぞき込み踏みとどまり改めて怖くなる。2017/04/21

James Hayashi

32
ホラー系のカテゴリーがされているが、何処か異次元へ迷い込んだような作品が多い短編集。こういった異なる雰囲気も描きこなす著者は厚みがあると思う。不気味と思う反面、なぜそういう事が起こったのかと説明がないので物足りなさを感じながら読み終えた。2018/01/05

リッツ

31
何度読んでもひかれる小池真理子さんのホラー。死者の想いがこの世にあたえる現象、交錯する世界が切なく怖い。2020/08/03

らむり

30
怖いというより、幻想的で不気味なサスペンス短編集。とにかく死者が多かった。2013/06/12

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