ここを出ろ、そして生きろ

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ここを出ろ、そして生きろ

  • 著者名:松原耕二
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 新潮社(2012/04発売)
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  • ポイント 275pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103312413

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内容説明

目の前の誰かを救うためNGO活動に没頭しながらも、戦後利権に群がる民間組織の現実に戸惑いを覚えるさゆり。より危険な道を選ぶことでしか「生」を実感できない焦燥感に悩む、プロの人道支援者ジャン。コソボ、コンゴ、NY、エルサレムを舞台に、生死の境界を往く恋人たちの壮絶な闇を追った、渾身の長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hushi亜子

15
「NEWS23クロノス」の司会者が書いた作品。コソボやコンゴなどでNPOの一人として働いたジャン。そこで知り合った恋人のさゆり。彼は何か心に深い傷を負っていた。その傷は誰にも見せない。それを隠すように、誰もが行きたがらない極めて危険な地域にも進んで行った。彼に何らかの心の変化があった。ある一つの仕事を終えたら結婚しようと。その一つの仕事の為に彼は命を落とした。その彼が、自分を撃った少年兵にかけた言葉が「ここを出ろ、そして生きろ」だった。現状を知り尽くしている彼だからこその言葉だったと思う。2012/01/12

2ndkt

8
▽NGO/国連職員の日本人女性と、同じくNGO職員のフランス人男性の恋愛小説。物語は、二人の関係が中心に描かれているが、同時に、テロの悲劇、援助現場における葛藤、紛争国における悲惨な状況、なども丁寧に描かれている。▽TBS松原耕二氏の小説は、過去にも読んだことがあるが、文章が上手く、さくさくと読める。さすが、伝えることを生業としている方だけあるなと感心。2014/07/15

温故知新

5
紛争地でのNGO活動を舞台にした恋愛小説。援助のお金や物資も届ける人がいなければ、届かない。危険な現場で、神経をすり減らす毎日。認め合う二人。出会いのシーンが、お気に入り。NGO活動の一端も細かく描写されておりリアリティを感じる。ジャンが、さゆりに電話した時の想い、ひまわり畑の写真…。2011/12/14

エスティマ

4
コンゴの悲惨さを日本は殆と言っていいほど報道されないので、知らなすぎでした。本を読んで残虐さにびっくりしました2014/09/03

ゆき

4
国際貢献や民族紛争に取り組むNGOの姿が描かれていて、単なる恋愛ものじゃないところがよかった。タイトルが秀逸。2013/02/22

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