内容説明
頼まれると「いや」と言えない北町奉行所臨時廻り同心の小出名斎は、人の嫌がる難問を引き受け、陰では八丁堀のお助け侍と呼ばれていた。またも同僚から持ち込まれた奇妙な一件。湯島天神の絵馬を盗んで捕まった老人が、自分はかつて定町廻りだと言うのだが…
感想・レビュー
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momi
8
「八丁掘お助け侍」こと小出名斎!人から頼みごとをされるとイヤと言えないお人よし!仏壇まで預かってしまう…。仏壇の次は鶏100羽…その次は…猫6匹!最後は、とうとう娘さんまで…!!本当は結構きれもの同心なのに、婿養子のためお姑さんには相変わらず頭があがらない。お姑さんから「婿殿ーっ」と言われる姿に、やっぱりテレビの「必殺シリーズ」を思い出し、お姑さんの役「菅井きん」さんが目の前にちらついた(笑)シリーズ第二弾。私、この本すきだな〜。サクサク読めるし、面白い。大当たり!!と言えなくても、当たりの本でした 2012/11/11