『夜の寝覚』の構造と方法 平安後期から中世への展開

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『夜の寝覚』の構造と方法 平安後期から中世への展開

  • 著者名:大槻福子【著】
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  • 笠間書院(2014/11発売)
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  • ISBN:9784305705600

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内容説明

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女主人公の心理のありように注目が集まるあまり手薄になってしまった、作品の主題をどう捉えるか、物語史上にどう位置づけるかといった本質的問題を解明。末尾欠巻部分の資料を丹念に検討し、『夜の寝覚』の全体像を正確に捉える。加えて、散佚物語をも含めた中古・中世の王朝物語群から『狭衣物語』『小夜衣』『かばね尋ぬる宮』『松陰中納言語物』を取り上げる。

目次

第1部 『夜の寝覚』-欠巻部分の復元と物語の構造(『夜の寝覚』末尾欠巻部分の復元-新出資料の解釈をめぐる問題
『夜の寝覚』末尾欠巻部分の構造-新旧資料の解釈の再検討
『夜の寝覚』末尾欠巻部分の構造 補遺
『夜の寝覚』末尾欠巻部分の資料の解釈とその問題
『夜の寝覚』と長恨歌-帝と寝覚上の造型
『夜の寝覚』末尾欠巻部分における立后と立坊
寝覚上の宿命-第三部の構造をめぐって
『夜寝覚抜書』の方法-第二場面と『小夜衣』との関連を中心に
改作本『夜寝覚物語』の方法-女主人公の人物造型の改変をめぐって)
第2部 平安後期物語・中世王朝物語をめぐって(『狭衣物語』跋文の解釈についての試論
「飛鳥井物語」の変貌-『小夜衣』女性主人公像を中心として
「うづもれぬかばね」の物語-『かばね尋ぬる宮』の復元試論
『松陰中納言物語』と聖徳太子伝)