マツ☆キヨ

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マツ☆キヨ

  • ISBN:9784103308317

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内容説明

自分自身を「わかりやすいキワモノ」と呼ぶ異形のコラムニスト、マツコ・デラックス。科学のみならず世事万般をめぐってあっけらかんと語る「ヘンな生物学者」、池田清彦。既存の世間的な価値観から大きくはみ出しているふたりが、震災であらわになった差別のしくみや、いまのネット社会の気持ち悪さを、舌鋒鋭くえぐり出す。

目次

第1章 震災で見た差別のしくみ(被災地で酒盛りを;大っ嫌いなやつのことを罵って元気になる ほか)
第2章 「情報化社会」の少数派として(「情報化社会」が怖い;コミュニケーションとは何か ほか)
第3章 誰がマイナーで、誰がメジャー?(テレビの言説をつくるもの;新聞はもっと主張を前面に出せ ほか)
最終章 マイノリティの生きる道(自覚の芽生え;「好きなように解釈してください」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーちゃん

41
ホンマでっか!?のお二人。マツコの幅広い興味と、それらについて常日頃から考えていることに驚く。池田先生の「超自然体」は羨ましい。震災、ネット社会、多数派・少数派、少数派の生きる道。ネット社会の進展を前に「人間が崩壊したきっかけはあれだった?」と、巨大な負の出来事として捉えるマツコ。プロセスが抜けて、間にあるマニュアルだけを教えてくれと言う今の若者たち。好きなことだけやるのは無理だとはっきり伝えた方がいい、という池田先生。共感・納得の平易な言葉がそこここにあって、読みやすく面白い。→2014/06/25

アーモンド

34
お二人とも気ままで飾らず言いたい放題の印象だけれど、冷静に自己分析してうまく生きているなぁと思う。全て同感ではないものの、大半はわかる気がする自分はやはりマイノリティーなのかもしれない(^^;;鋭い切り口で熱い対談だったが、最終章の小見出しが「どうせ死ぬ」だったのには笑った。2015/01/16

広陵高校何で出たんやと思う26歳キャビンアテンダント・寺

31
文庫版が書店に並んでいるのを見て図書館で借りる。読みたい時が美味しい時である。フジテレビ『ホンマでっかTV』でお馴染みの組み合わせによる対談本。時々番組を見ているので、二人の声が浮かんできて楽しい読書だった。東日本大震災の後の対談なので、本の半分くらいはその話題が占めるが、対談の基本的テーマは差別とマイノリティではないかと思う。池田先生の意見は明快で頷く事しきり。マツコ・デラックスの言葉の中にあるたくさんの小さな悟りにも同感である。私は近頃すっかりマツコのファンだ。2014/05/10

宇宙猫

28
★★★ ともすると難しくなりがちな差別とかマイノリティの話がサラっと読み易い。2017/09/14

なお

24
マツコさんと池田清彦先生の対談。対談の時期の関係で震災や原発の話題が多め。テレビの中での掛け合いを見てるような感覚で読めました。卑怯でも何でも自分の立ち位置見つけて上手く振る舞えば楽に生きられるって考えには共感しました。それにしてもマツコさん、石原さんのことが相当嫌いなんですね。2014/09/28

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