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内容説明
成功しているグローバル企業の共通点、それは「日本的」であった! 本家本元・日本の強みをいまこそ自覚し、逆転の経営戦略を語ろう。
目次
日本の経営者は「実践知のリーダー」である
第1部 成功している世界企業は「アメリカ型」ではない(リーマン・ショックと大震災で何が変わったか;横文字思考の“毒”;傷ついた日本の「暗黙知」と「現場力」)
第2部 海外に売り込める日本の「強み」(ムダが多いはずの「総合力」が生きる時代;世界に注目される共同体経営;優秀な個を結集する「チーム力」)
第3部 スティーブ・ジョブズに学ぶ「日本型」リーダーシップ(意思決定のスピードをいかに上げるか;優秀なミドルをどう育てるか;賢慮型リーダーの条件)
リーダーはつねに現場とともにあれ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
42
東日本大震災後に出版された本。日本企業に改めて問われることが提言されており、良い意味でのナショナリズムにあふれている。2015/09/11
ほじゅどー
7
★★日本は情緒的な国。かつての「暗黙知」や「現場力」が、アメリカ的マネジメント手法により軽視されている。短期的成果主義やメール偏重のコミニュケーションなども日本企業の競争力を低下させた。日本が忘れた日本の強み、「暗黙知」や「現場力」をもっと活かすことが大事なんだ〜。2013/09/06
はるびー
6
震災を契機に見直される日本企業のありかた。総合力と独自性を最大まで活用し、内需だけでなく海外まで視野をもって立ち向かう。2017/10/29
kubottar
5
80年代のノリの良さは確かに今の日本企業にはないものですね。閉塞的な空気をぶち破る為には何をしたらいいか?エコノミックアニマルと揶揄された昭和に回帰するのがまさに今。全てが欧米化してしまった現代から戻るのは無理かもしれないけど、日本の美点「集合知」「経験知」は忘れてはいけないと思う。2011/09/17
デューク
4
日本人自身が忘れている、日本企業の本当の強みとは何か。競争戦略の泰斗である野中郁次郎と、現場主義の権威である遠藤功、2人によるリレー形式の著書。 情緒的で、非効率で、根回しだらけで、時代遅れ。そんな日本式経営だからこそ、世界に伍していけると筆者は主張する。キーワードは実践知、体格より体質、そして現場力。記述自体が情緒的で、素直に肯んじえない箇所も多い。だが日本人特有の強みを活かす手法の数々は、きっと何かの参考になると思う。おすすめ 2018/04/16