内容説明
密室に女優の死体――自他殺不明、凶器不明、動機不明。ミステリをこよなく愛し、並外れた“空想”力を持つ大学生・雨崎瑠雫(あまさきるな)と、彼女に片思いの宇都木勇真(うつぎゆうま)は謎を解くべく、行動を開始した。左遷された訳ありの刑事、女優の夫、各々の思惑が交錯する中、さらなる事件が……史上最兇の密室に隠された真相とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
55
名探偵を空想する瑠雫とそれを唯一感じられる勇真が密室殺人を操作する。二点三転する展開がよかった。2014/07/25
そのぼん
38
どんでん返しに次ぐどんでん返しで最後まで楽しめました。名探偵たちを『空想』力で生み出す主人公・・・。変わった設定で事件を解決していきました。登場人物がみんな怪しげで最後まで先が読めませんでした。2012/11/11
yumiDON
20
探偵を空想し推理を行うルナと、唯一その姿を視認できる勇真。2人とルナの父である警察官の雨崎信二は、密室で亡くなった女優日下部陽子の犯人を探す。とにかく密室に向き合うストーリーで、その解明のため様々なロジックを展開する登場人物たち、そしてどことなく不穏な陽子の夫。面白くはあったが、若干推理パートが助長で緊張感が保てなかったのが残念なところです。2022/07/19
雪紫
16
倒叙物として執筆したというけど、そこは何処が?という感が(ミスリードや目的は良い。密室もいささか反則かもだけどこういうの好きよ)。しかし空想探偵、思ったより出なかったなあ。その分刑事のお父さんが良いキャラと探偵役してるだけに主人公コンビの活躍食っててその辺ちょっと複雑かも。あの2人が(まあ確定でいいでしょ)音宮美夜と遭遇した話が気になる。
ほぼ一日一麺
14
とてもとても読みづらかった。この作者さんは確か2作目だったと思うが、相性は良くないなぁ( ̄0 ̄;)。2019/04/29