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内容説明
男の子は女の子に比べて幼い、と著者は言う。だからといって親が焦って何でもかんでも先回りして教えると自立した男の子には育ちにくいし、自分から前向きにものごとに取り組む子どもにはならない。社会が男の子に求めるものは負けないタフさや転んでも起き上がってくる力だ。それは親の子どもへの向き合い方、接し方で上手に引き出せるものだ。著者が理事長を務めるサレジオ学院は神奈川県下有数のカトリックの男子進学校だ。著者は長年にわたり男子生徒と向き合い、「25歳の男作り」を校訓にかかげ、長く広い視野で男子教育を行なっている。25歳をひとつの節目として、そこをめざして成長を見守ろうという意図だ。結果を求めて成長を急がせるあまり自分で殻を破れない子では将来は危うい。本書では、引っ込み思案、自信がない、自分で決められない、そんな男の子を持つ親ごさんへ、子どもが勉強や人生に前向きな向上心を持てるよう、親のかかわり方をやさしく説いている。サレジオ修道会の教えに裏打ちされた教育観は、まじめに子育てに向かう親ごさんほど得るものが大きいだろう。
目次
はじめに―多くの人の力を借りて、楽しみながら子育てをしましょう<br/>第1章 「男の子」の特徴を理解する<br/>第2章 前向きな心を育てる親の態度<br/>第3章 男の子を前向きにするスイッチの入れ方<br/>第4章 わが子を自立させるために<br/>第5章 男の子を前向きに勉強させるコツ<br/>おわりに―そっと子どものそばに寄り添って、その成長を温かく見守っていきましょう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴
41
世の中、男の子限定の育児書って多い。それだけ女性である母親にとって男の子は、女の子よりも謎だらけで育児が難しいのだろう。しかも精神年齢が女の子よりかなり低い。男の子は25歳でやっと成人らしい。確かに20代前半ではまだまだヤンチャな子が多い。そうか、私はまだ成人してない旦那と結婚してしまったのか。なるほど、どうりで……(´-ω-`)ボソボソ2017/02/25
本読みじいさん
10
図書館でもこういうたぐいの本は男の子のものばかり、男の子の子育てってたいへんなんですね、親に感謝。2012/05/25
コーラー
8
「あまりに良い子過ぎるのは、男の子の特質から言って、不自然でいびつになります。」に救われた。あー、本当男の子わからない!!でも、親が認めてあげなきゃ、そりゃダメだ、そうだな、と納得しました。2018/02/07
M.O.
4
子供の学校の担任教師に勧められて読んだ本。 引き込まれて一気に読んでしまった。途中泣けてしまった。子育ての本を読んで泣けたのは初めて。 ・子供達を愛するだけでは足りない、子供達が自分が愛されてるとわからなければならない(ドン.ボスコ)。 ・親が「好き」な部分だけをかわいがるのではなく、その子のすべてをありのままに受け入れるべき。それが「愛」。 2018/11/27
のび太
3
この本は中学生の男の子を持つ親御さんに一読をお勧めします。指針になることが多いです。2016/07/12