内容説明
須磨の流人生活から京へ戻り、政界最高の実力者となった光源氏。三十を過ぎてオジンの仲間入りだが、本人は都一の美男と自惚れ屋のまま。相変わらず色恋に熱心で、意中の姫のもとへ通うのだが……。少女から思い通りに育てたはずの紫の姫に翻弄され、生真面目な末摘花には興ざめの対応をされ、思いのズレル散々な日々。「源氏物語」の女人側からみた源氏の恋物語を現代風に描く愉しい古典パロディ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅてふぁん
29
今回の語り手は女性。光の君がぼろっかすに言われてて面白かった。『源氏は遠くなりにけり』『古代の歌枕』って(´艸`*)六条御息所と娘の話に出てくる『週刊六条』を読んでみたい。もう、間違いなくベストセラー(笑)こんな源氏物語も楽しくていいなぁ。この本を読んで、ぶぶ漬けが食べたいと思ったのは私だけではないはず…!2016/11/22
coco夏ko10角
25
須磨後の源氏パロ。『私本・源氏物語』の続きと思ったらそちらとは末摘花の設定とかちょっと異なる部分があったり。今回は姫君や側にいる女性視点でお話が進んでいき、ヒゲの伴男もよかったけどこれも楽しい。玉鬘はもしやこういう感じだったかも…となんだかしっくり。元と一番印象が違ったのは朝顔の姫君、それだけに物語としては面白い。そして女三の宮がこれくらい強かったら…。2015/09/17
あすか
23
痛快な源氏物語。光源氏が図々しい元イケメンのおじとして描かれてるのがリアルでいい。2024/09/20
りつか
8
これ読んでると源氏はただのちょっと(?)ウザい中年オヤジだなw 原作(?)を読んでるときに感じた「光源氏滅んでしまえ!」というのはあまりなかった,というかヒロインたちがたくましくて,そっちのその後を妄想するのに忙しかったので光源氏の存在は早々に頭から抜けた…2015/02/06
hirorin
7
約40年ぶりの再読。もう、大爆笑。特に源の典侍のことを書いた章では、涙出るほど笑った。紫の上になる前のちびっこちゃんは、なぜか性教育の本まで読んでいるし。当たり前だけど、光源氏は関西弁。馴染みやすい~家の中でなんぼ探しても見つからないので図書館で借りました。下巻も借ります。本当の源氏物語よりこちらの方が断然私は、いい。特に花散里を描写した章は、おいしい食べ物のオンパレード。私も食べたーい。六条御息所は、六条のオバハンと書かれてる。絶対、こちらを押します。2024/08/17
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