内容説明
在日米軍基地の約75%が集中する沖縄。いまも「日常のなかにいつも戦争がある」基地のある町に暮らす祖母、父、娘、三世代それぞれの「普天間」。轟音の中での日常を切実に描き出す書下ろし中篇「普天間よ」を収録、戦前戦後を生き抜いて沖縄文学を牽引し続ける作家が沖縄の魂を織り込んで、「沖縄と戦争」をあぶりだす7篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
3
沖縄と言っても本島もあれば離島もあるし、離島もいろいろある。しかし通常沖縄と言えば本島だし、本島と言えば戦争の傷跡を忘れることは出来ない。この本でそんなことを感じさせられた。2013/11/26
Q afuremark あふれ印
2
高所からの俯瞰ではなく、立ち、かがみ、地に伏せた人々の目で沖縄戦を書いている。地名がわからないので手近にあった観光地図を眺めながら読んだのだけれど、それが観光本だったためにグロテスクな対比に戸惑う事になった。かつては腐臭漂う中一瞬で命が奪われる地獄だったのに、今は明るく楽しく美しい観光地としてある不思議。青い空と白い雲、波の打ち寄せるビーチ。餓えの欠片も見えず血臭もせず、笑顔だけが見える。2016/11/26
Akio Kudo
1
これはエッセイのようだが、一体最後まで何が言いたいのか不明確なままだった。全く解りにくいことは無いが、起承転結に乏しい。基地問題で沖縄側に不利な点に触れてい無い点も感心しない。ただ被害者感情丸出しでない点は感心 ★★★2017/09/26
エスティマ
1
いとおしい沖縄頑張れ。2014/07/22
おっこ
0
図書館で借りた2012/10/11
-
- 電子書籍
- 社会という「戦場」では意識低い系が生き…
-
- 電子書籍
- このたび、小さな龍神様のお世話係になり…
-
- 電子書籍
- 転生した偽り姫は皇太子殿下のお気に入り…
-
- 電子書籍
- アンダルシアの一夜〈王子に魅せられてⅢ…
-
- 電子書籍
- 女優サイボーグ(女優改造) vol.1…