出版社内容情報
首都圏の通勤通学の大動脈である「中央線」。昭和初期から、沿線には多くの文士が居を構え、文学サロンを形成してきた。上京した若者が多く住み、今も古書店・酒場・ライブハウス・喫茶店など、サブカルチャーの発信地となっている。本書では、中央線沿線を舞台にした作品をセレクト。私小説からミステリまで、多彩な作家による十一篇。鉄道が織りなす時間と風景、そして人間模様を味わう、傑作アンソロジー。
(収録作品)
「土手三番町」内田百閒
「こがね虫たちの夜」五木寛之
「揺り椅子」小沼丹
「阿佐ケ谷会」井伏鱒二
「寒鮒」上林暁
「心願の国」原民喜
「犯人」太宰治
「眼」吉村昭
「風の吹く部屋」尾辻克彦
「たまらん坂」黒井千次
「新開地の事件」松本清張
内容説明
井伏、太宰をはじめ多くの文士が居を構えた「中央線」沿線。首都圏の住宅・商業地であると同時に、古書店・酒場・ライブハウス・喫茶店など、独自の文化の発信地でもある。その中央線を舞台にした作品をセレクト。私小説からミステリまで、鉄道が織りなす時間と風景、そして人間を味わう、十一篇の傑作アンソロジー。
著者等紹介
南陀楼綾繁[ナンダロウアヤシゲ]
1967年島根県出雲市生まれ。ライター・編集者。早稲田大学第一文学部卒、明治大学大学院修士課程修了。出版、古本、ミニコミ、図書館など本に関することならなんでも追いかける。2005年から谷中・根津・千駄木で活動している「不忍ブックストリート」の代表。各地で開催される多くのブックイベントにも関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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