内容説明
浄土真宗のお経のリズムとメロディから宮沢賢治の独特な文体が生まれた。母親の乳首をねぶった想い出を生涯にわたって慕いつづけた谷崎潤一郎。少年期に体験した激しい飢えがいつまでも消えなかった開高健。ほかにも与謝野晶子、稲垣足穂、高村光太郎ら十二人の作家、詩人、歌人たちの原点(へその緒)を探る文学談義。
目次
織田作之助―夜店めぐり
稲垣足穂―ヒコーキとパノラマ
谷崎潤一郎―乳首憧憬
与謝野晶子―髪・髪・髪
宮沢賢治―お経の力
佐藤春夫―水辺の風景
石川淳―遊民ぐらし
三好達治軍人精神
高村光太郎―首の像
中野重治―村の文体
山本周五郎―路地に迷う
開高健―飢えに憑かれて



