内容説明
14歳の少女ソフィーのもとに見知らぬ人物から届いた手紙。そこにはたった1行「あなたはだれ?」とだけ書かれていた……。
本書が発行された1995年、日本では阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が相次いで発生し、人々は命の価値と自らの存在意義を模索した。そしていま、未曾有の災害が日本を襲った。「哲学」は私たちの生きる道を照らすためにある。世界50か国1500万人超が読んだ名作が、著者の新たなメッセージを加えて再登場!
目次
エデンの園―とにかく、いつか何かが無から生まれたはず
シルクハット―いい哲学者になるためにたった一つ必要なのは、驚くという才能だ
神話―いい力と悪い力があやういバランスを
自然哲学者たち―無からはなにも生まれない
デモクリトス―世界一、超天才的なおもちゃ
運命―占い師は、本来意味のないものから何かを読みとろうとする
ソクラテス―もっともかしこい人は、自分が知らないということを知っている人だ
アテナイ―そして廃墟からいくつもの建物がそびえ立ち
プラトン―魂の本当の住まいへのあこがれ
少佐の小屋―鏡の少女が両目をつぶった〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ykmmr (^_^)
47
分かりやすく、読みやすい哲学入門書。各時代の流れに乗り、その中で色んな考え・流派にて定着して発展→書籍・歴史として今に残る。そんな過程を経てもなお、正解がない学問である『哲学』。その膨大な量と論者たちの入り組んだ論争もあるのに、それを時代の流れや哲学内容はそのままに、「ソフィーという女の子が『哲学』を学ぶ。」という、初心者でも食いつけるようなファンタジー要素の物語として書かれている。「ソフィーと一緒に哲学を勉強していける。」ということで、子供たちにも読まれているのは納得である。2021/08/13
ころりんぱ
45
一生懸命読んでいるんだけれど、なかなか頭が追いつかない。ソフィーが経験している物語の中に、倫理でやった哲学の歴史が盛り込まれているのだけど、私、ほんとになーんにも知らないんだなぁとちょっと情けない。誕生日おめでとう、ヒルデ!!に怖さまで感じつつ、どうなっていくの?という上巻の終わり方。下巻を読んでもちゃんと筋としてわかるのか、心配。2017/04/15
おうち時間
34
『図書室のバシラドール』のビブリオバトルで紹介されて読んでみたくなり図書館で借りてきました。14才のソフィーの元にある日1通の手紙が…そこには『あなたはだれ?』と書かれていたのが始まりとなり「哲学講座」と書かれた郵便物を通してソフィーは哲学を学び始めます。読んでると一緒に哲学の歴史が学べて学生時代の復習にもなりますが最初なかなか頭に入ってこなくて苦戦しました。ストーリーはミステリーな雰囲気でヒルデは?ヒルデの父親は何者?犬のヘルメスが人の言葉を話したのは何故?というところで上巻は終わり下巻に続きます。2021/02/12
康功
34
十数年前、親戚の読書家の伯母さんに読むこと勧められていたにも関わらず、本の厚さに引いてしまった自分がいた。初心者用哲学ファンタジーSF。哲学=歴史+科学+宗教+神学÷4っていうことを学んだような気がする。何回か読み、知識にしたいと思います。それでは、下巻へ。2016/06/22
masa
33
西洋哲学に興味が湧きやさしめの本を探していてこの本を見つけた。14才の少女ソフィーと一緒に哲学を基礎から学んでいる気分になる。哲学の講義部分とミステリー部分のバランスが良くてストーリーとしても楽しめる。続けて下巻へ。2021/02/12
-
- 電子書籍
- 余には妃は必要ない【タテヨミ】第33話…
-
- 電子書籍
- 2023-2024年版 公害防止管理者…
-
- 電子書籍
- 復職のためのセルフ・トレーニング・ワー…
-
- 電子書籍
- フツーじゃん! 1 コミックプリムラ
-
- 電子書籍
- 弁護士のくず 第二審(10) ビッグコ…




