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内容説明
「GAFA」の進出で、日本の銀行はトドメを刺される。キャッシュレス化やフィンテックの普及、銀行業務のスマホ化で、既存の銀行は全滅の可能性も。銀行員はどうなるか、現実的な生き残り策はあるのか、豊富な実務経験をもとに金融コンサルタントが詳述。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
97
国民の資産は預金からNISAなどの投資にシフトしているし、既存の銀行はそんなにいらんのとちゃうかな。そもそも「目利きをして融資をしろ」と言われても自分の体と金を張って起業をしている人の脳内構造は分からんと思う、銀行員も金融庁も。後方の安全地帯(というほどでもないが)からあれやこれやと言われても、百戦錬磨の経営者から見れば馬耳東風だろう。銀行員も金融庁の職員も「会社員」であり「公務員」なので最低限の人員だけ残してあとは阿鼻叫喚のリストラが行われると思う。福島銀行や島根銀行はその先陣を切ってしまっている。2020/01/28
KAZOO
93
まあいつもながらこれも扇情的な題名で売らんかなという姿勢ですが、内容は結構ためになる記事が多いと感じました。高橋さんの著書はいつも客観的に各地域銀行の情報などを中心とした分析なのですがこの本では珍しく本音を言われています。やはり金融庁は森長官がダメにしたということを言っておられます。それを今の長官が立て直そうとしていますが政治に振り回されることが多いようです。デジタルプラットフォーマーなどについてもかなり言及されています。2019/10/03
hk
15
「FB1社の2018年度純利益は概ね2.5兆円。日本の銀行全115社を併せた2018年純利益は約2.3兆円。FBに対し日本の金融機関が束になろうと敵わない現状がある」という話しを枕に、日本ひいては世界の金融業の今後を占っている一冊。 いみじくもオイラ(一級在宅師)は3日前に金融機関巡りを敢行した。しかも本書を携えながらだ。とにかく待ち時間が長い長い。スマホの送金決済アプリを使えば瞬時に行える作業を、1日仕事で行っている老人ばかりがそこにはいた。老人が落とす手数料が金融産業の命綱になっているように思えるが…2020/01/19
アルミの鉄鍋
3
★4 まず、金融庁はヒマであるって言う言葉が面白い。銀行って、本当にこれから役割を考えないと地銀は人口減少と共に役所と一緒に消滅していくんだろうなと思う。と言うか、日本に銀行作りすぎたのも原因な気がする。ネットを使いこなすデジタルネイティブ世代が台頭するこれから、ますます銀行が生き残るには銀行視点じゃなくて顧客視点から考えないと難しいだろうな。痛いところついてくる本書が結構面白かった。2020/03/22
takao
2
ふむ2022/07/14