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内容説明
【映画化決定!2024年夏全国公開。監督 白石晃士】
祓ったくらいじゃ、すませない。
マイホームでの幸せも束の間、父、母、祖父、姉、弟…
次々と家族が死んでいった神木家。
悲劇を引き起こしたのは、この家に棲む少女の霊だった。
残された少年と老婆の、霊への逆襲が始まる──。
※「サユリ 完全版」をお求めになった方は、作品内容が重複する箇所がございますので、ご注意下さい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanon
16
どん底に一回落ちたからこその、この読後感なんだと思う―いや、この作品のキャラ達にとってはこんなんじゃ済まされないだろうけれど…正直本当に、何もしてないしね…理不尽にも程がある。でも残った人々はこんな経験をして、でもそれを乗り越えようとしている…前より確実に強くなっている。ばあちゃんは元から外も中も強靭だった。ああ、でも…うん、少なくとも残った人々は、これから幸せな未来が待っていると言う希望を持たせるエンディングだったと思う。何故か不思議な安心感が漂っている。もうあの惨劇がこれからあるとは思えないのだ…2014/10/22
pgin
15
締めまできっちりお見事と言う他ない。絶対に一気読みがおすすめ。 凶悪な怨霊に理不尽に家族を奪われた恨み一念で動き出すばあちゃん。その方法が凄まじい。まさかの展開に、すぐには意味が分からなかったくらい。「祓って済ませるつもりはねえ」は、ホラー概念を吹っ飛ばす名台詞だと思う。大満足。2011/06/01
Schunag
13
この「邪悪との戦い方」はホラー史上類を見ないものなのでは。現世の人間が安易な呪力や魔力ではなくリアルな物理力だけを行使し、懇願や除霊でなく「戦い」であることを貫き、しかも説得的に描き切っている。こういう方向に物語が舵を切るとは!2011/05/31
へな
11
1巻で絶望のどん底に突き落とされ、2巻でどうなるのかと思ったら思わぬ人に命を繋げられて、そこからの壮絶な逆襲。この展開はすごいですね。 読んでる自分も気持ちが凹んでたのに。強い…強すぎる! 犠牲になった家族が帰って来ないのは悲しいけど、最後も綺麗なまとめ方でした。2014/03/29
ブルースカイ
11
凄く面白かった!ばあちゃんかっけぇ!!!!2012/11/26