内容説明
リリーは地中海の小国モンテビアンコの留置場で震えていた。本当はこんな国になんて足を踏み入れたくなかった……。仕事でやむなく来ただけで、滞在もわずか二日の予定だったのに、街で買った土産物に盗品があったせいで出国できなかったのだ。でもまさか、ここで彼と出くわすことはないわよね?そんな彼女の心配が現実となった。目の前に男性が現れたのだ。ニコ・カヴェリ! かつて夢のような一夜をともにした男性――そして彼はあろうことか、この国の皇太子でもある。「これはどういうことだ! この子は誰なんだ?」問いつめるニコの手には、彼とそっくりな男の子の写真があった。■お互いに惹かれながらも、素直になれずにすれ違うリリーとニコ。二人の恋のゆくえは? 実力派新人作家リン・レイ・ハリスが描く、華やかな王族のロマンスをお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃろ
0
⭐⭐⭐ヒーローの元婚約者が最初の登場ではヒロインに感じ悪かったのに、途中からいい人になっていたのだけ印象的。2013/08/31
くろうさぎ
0
会社の仕事で子供の父親のいる国に行くことになり、なぜか投獄されたヒロインと身分を隠してヒロインと知り合っていなくなった皇太子ヒーロー。最後の方がすごい展開でちょっとびっくりだった。2012/11/21
Mari
0
★★☆2012/01/23
MOMO
0
無責任プレイボーイのヒーローと、流され体質のヒロインのロマンスには、少々イライラさせられたわ・・・。だって、二人して、ウジウジしてて、いったい何をどうしたいのか、わかりづらくって・・・。過去の出来事だって、ニコ君にとってどんな意味があったのか、皆目わかんなかったしさぁ・・・。おまけに、窃盗団のことも曖昧なまま終着してるし・・・。まぁ、最後は片膝就いて懇願していたから、それに免じることにするしかないわね・・・2011/07/11