内容説明
赤穂浪士たちがこの世を去った一月後、因幡国羽衣藩が改易となった。その後も外様藩の改易は続く。大石内蔵助の忘れ形見、くノ一の薊(あざみ)の元に改易となった美作国上房藩の国家老から血筆帳が届く。そこに綴られていたのは藩を窮地に陥れた「儒者」への怨嗟の思いだった。恨みを晴らすべく動き出した薊、その前に大物首謀者が立ち塞がった。渇望のシリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤よい
4
薊たちの活躍で外様喰いを止めます。ラストではあの宿敵も登場し続きが気になりますが、次巻は出ていないようで…残念。2019/12/06
天笑院たか姫
2
シリーズ第二弾!因幡国羽衣藩が改易となった。その後も外様藩の改易は続き、ある藩の国家老からの血筆帳が届く。そこに綴られていたのは、藩を窮地に陥れた「儒者」一味への怨嗟の思いだった。薊たちが動き出した前に、前回と同じ大物首謀者が立ち塞がる。その先が読みたいが三弾はないみたいでがっかりです。2016/10/24
markin
0
江戸時代の幕府と公家の関係が微妙。明治維新で暗躍したのは、江戸を通じて不遇だった恨みだと思うけど、もっと前からいろいろやっていたんだろうと改めて感じた。公家に属する忍びというのも面白い。2012/09/19