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内容説明
ここは中東シリアのダマスカス。世界の中でも最も古い町の一角で産まれた一匹のノラ子猫と、その子猫を見守る漫画家ヤマザキマリがおりました。――世界のどこへ引っ越しても私のそばには猫がいた。「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリが愛猫ゴルムの目を通して描いた中東シリアでの日々!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
ゴルム視点で描かれた動物好き一家の描写がおかしいです。マンガで笑いながらも、現在のシリア情勢に思いをはせずにはいられませんでした。ささやかながら応援しているシリアの猫の保護団体Ernesto’s Sanctuary for Cats in Syriaにもゴラムのような子がたくさん。2021/05/21
吉田あや
19
国境も人種も超えて、ヤマザキさんの側でただただ愛おしいゴルムちゃんと、ヤマザキさんの目線の優しさ。そしてもちろんの安定した面白さ♡お耳とお耳の間が狭くなるのが大人の印。歴史が深く、いろんな情勢を抱えるシリア。巡り会うということの温かさを感じるステキな出逢いのお話でした。2013/11/25
桃水
15
2011/04/27:シリアのダマスカスで野良猫だったゴルムがヤマザキ家に引き取られるまでを猫視点から描いたコミック。 昨日シリア政府が南部ダルアや首都ダマスカス近郊のドゥマで無差別発砲したというニュースを見なかったらもっと楽しめたかも。 早くこのコミックのように市民や猫たちのがのんびり暮らせるようになることを祈ります。2011/04/26
阿部義彦
14
コスモポリタン漫画家のヤマザキマリさんの猫漫画。シリアのダマスカスで出会った野良のゴルムちゃんとのお話。流石にイスラム圏では猫は大切にされて居ります。(マホメットが愛猫家だったので)猫の独白の形をとっており、人間=飼主=ヤマザキマリ一家の馬鹿さ加減に笑えますよー。2015/12/03
nonicchi
10
図書館本。当時のシリアの生活が描かれ、マリさんのねこ愛がさく裂してる。ねこの気持ちになりきって描かれていて素敵。猫は砂漠が起源の生き物とは知っていましたが、メソポタミア時代から人間と共に共生していたんですね。ダマスカスの怪しいペットショップの話も面白かった。今、どんな情勢になっているんでしょうか。どうか猫が安心して住める街に戻れますように。2019/12/25