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内容説明
1998年より13年間、日本の自殺者は3万人を突破。その半数は働き盛りの男性が占める。なぜ彼らは自ら命を絶ったのだろうか? 経済失政からくる長期デフレと自殺の関係性に着目し、その解決策を大胆に提起した衝撃の書!
目次
第1章 国自体がうつ病にかかった?
第2章 働き盛りを死に追い詰める日本社会
第3章 なぜ自殺率は跳ね上がったのか
第4章 なぜ十年もデフレが続いたのか
第5章 デフレは社会をうつにする
第6章 デフレを脱却する
第7章 完全雇用社会
第8章 高度高齢化社会を乗り切るために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃむ・しゃむ
1
この13年で、約40万人が自殺で亡くなっている。それも働き盛りの中高年だ。この恐るべき現実を果たしてどのくらいの人が知っているのだろう。自殺という社会病理の観点から、バブル崩壊後の日本経済を語る本。経済本。2011年初出。2016/04/12
adelita
0
日本の自殺者数を押し上げている20代から50代の男性の自殺の原因が長引く不況とそれによる不安感にあるとし、不況の構造を考察し、最終的には(自殺者を減らすための)経済振興策を提案していました。提案された政策が功を奏するものかどうかはわかりませんが、指摘されている問題点(金融政策と財政政策の足並みが揃わないことや、現行のセーフティネットが効果的に機能していないことなど)や視点は面白かったです。2011/09/22
TOMTOM
0
自殺のメンタリティーの話より、経済的な話が中心で、戸惑いましたが新鮮でした。デフレの時には自殺率が上がるとか、この間の日本の金融政策についての筆者の視点での総括とか面白かったです。っていうか、今の政府、これを読めっ!って感じです。2011/07/23
yaupin
0
終始経済ネタで終わった感じ。せっかく精神科医なんだから違う観点から書いてほしかったなー。2011/07/08
nizimasu
0
年間3万人が自殺し、100万人が鬱病の治療を受けるという日本。その原因をデフレ的なモノの見方にあると著者は見いだす。その背景には日本の社会が抱えるネガティブマインドのスパイラルがあるというのである。実に興味深い本だ2011/04/18
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