内容説明
なぜ数学を勉強しなければならないの?多くの人が一度は抱いたであろうこの疑問を、数学の論理や言葉遣いという切り口から考える。日ごろ接する文章なども題材にしながら、日常生活と数学の世界での言葉遣いの違いを浮き彫りにしつつ、それを越えて数学的思考法を日々の生活に生かす可能性を探る。すると、自分を頑なにしている思い込みを解きほぐし、新しい発想を得るうえで、数学が「役に立つ」ことが明らかになってきた。クールで刺激に満ちた数学の論理をめぐる冒険。
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目次
第1章 数学の言葉遣い―「ならば」をめぐって
第2章 演繹という考え方―論理体系としての数学
第3章 議論の骨組みをつかまえる―数学の記号論理(1):論理結合子
第4章 文章の曖昧さを照らし出す―数学の記号論理(2):量化子
第5章 切れ味鋭い数学の論理―代表的な二つの論法
第6章 日々の言葉に数学を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
ふむ2019/02/18
魚京童!
0
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-244.html2013/04/05
珈琲好き
0
三段論法、逆、裏、対偶、必要条件と十分条件など、論理学の内容を数学と絡め、それが日常のやり取りでどういう役割を果たしているかを解説する。 ロジックは他人との対話の全てではないけど、それがあれば表現や思考の範囲が広がる。放棄してしまうと、分かり合える範囲はとても小さくなる。「言葉の中に隠されている論理の骨組みを見抜くことができれば、その骨組みに肉付けされた部分として、言葉の曖昧さやレトリックを捉えることができるでしょう」2013/05/19
hozzy
0
日常に生かせるもんなら生かしてみなさい 結局のところ数学の論理は一般人が日常で使うモノじゃないですぅ2011/09/08
まさ
0
ものの見方が広がりました。また新たに興味を持つ分野が増えました!!日常に直で生かすには時間がかかりそうだけど、純粋に数学っておもしろいと思えました!2011/06/30