よいこの黙示録（１）

著者名：青山景【著】

講談社（2014/01発売）

• ISBN：9784063523560

内容説明

新任教師の湯島朝子（ゆしま・あさこ）が担任することになった4年2組。その着任初日の朝の会で、とある作文をめぐってクラスの意見が対立。騒動が過熱するなか、朝子はこの対立状況が仕組まれたものであることに気づき――！？　神、仏、祈り、祝福、呪い、救済、現世利益、カルト、魔法少女、超常現象、動員ゲーム、集団心理、カリスマ、シャーマニズム、権謀術数……。舞台は小学校。30人のコドモと1人のオトナが巻き起こす、悪夢のようにカラフルな新宗教絵巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[鱒子]

4年2組に教祖さま誕生！翻弄される新米担任、信者になる生徒、そして暗躍するフィクサー。クラスが新興宗教の場になる——主人公である女性教師のパンチラシーンが多すぎますが、すごい作品です。子供たちの心の揺らぎに寄り添うように、宗教が拡大しつつあります……。怪作。次巻へgo！

2021/08/28

[Porco]

何冊か読んで好みの漫画家だと思っていたのですが、この作品を連載中に命を絶たれたということで、なんとなく避けていました。テーマが宗教だというし。けれども、読んでみると、おどろおどろしい話というわけではありませんでした。未完に終わってしまって残念。

2017/01/31

[梨姫]

不思議ちゃんを教祖にして、クラスに宗教を起こそうという小学生。発想が既に小学生の領域を超えているし、いきなり教祖にする過程が超然とし過ぎてあまりリアリティを感じない。まあ、不条理なファンタジーとしては面白いかもしれない。今後に期待。

2011/08/21

[gachin]

頭のキャパが溢れたとき信者的な振る舞いをするというのは、全くわからない感覚ではない。科学をやるというのはその防波堤の上を歩くようなところがあるので。是非とも最後まで読みたかった。

2023/02/26

[滝沢キック]

設定が特殊であるが、このような小学生らしくない小学生にしてしまうと、正直中学生でも高校生でもできたんじゃないかなあと思う。まだ小学生で宗教という題材が生かされてないような感じなので、今後の展開に期待。

2011/04/09