内容説明
アメリカ外交機密文書翻訳刊行!流出したアメリカ外交公電の中から近年のトピック44本を完訳。
目次
バラク・オバマ大統領への書簡
ウィキリークスの概要(ウィキリークスについて;ジュリアン・アサンジ氏について;アメリカ外交公電について)
イラク無差別殺人の記録
アメリカ外交公電(東京発 首席公使、捕鯨協議で日本政府に柔軟性を要求;東京発 日本、捕鯨問題への積極的関与に容認的;東京発 捕鯨:日本政府、アイスランドの捕獲枠削減への積極的関与をあいまいにかわす ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
3
紙メディアはある時点で切り取り、掲載量を制限し、実際世界の読者の身体とは別のモノとして区別されるゆえに、流れ続け、無制限に量も増加し、オンライン/オフラインで人を機械と接続するインターネット情報とは区別する必要がある。本書も紙に載せる際の制限(商品としての売り・モノとしての経済性、読者がいる実際世界のモラルへの考慮)からか、25万点以上の外交公電の中からトップシークレットは外され、中国・北朝鮮中心の文書が抽出される。が一方で、その全体を想定せずとも、膨大な量の収集システムの存在を身近に感じることは可能だ。2018/05/03
たろーたん
2
米軍によるイラクでの民間人殺傷動画、グアンタナモ収容施設運営マニュアル(収容者の隔離と感覚遮断、また素行の良い収容者にはトイレットペーパー1ロールが与えられる等)、サラ・パイリンのyahooメールアカウント、オランダのトラフィギュラ社による不法投棄、9・11テロ当時の各人のポケベルメッセージ、新興宗教サイエントロジーの内部情報(修行の様子、トム・クルーズやジョン・トラボルタも信者らしい)。普通の暴露以外にも、テロ時のポケベルメッセージや公人のメールアカウントとか、想像してないのもあって驚き。2022/04/22
ARUTEA
0
やっぱり本にされているだけあって、一部公序良俗とか考慮しているのが感じられる。 本当はもっとひどい言葉づかいだったりするんじゃないかなぁ…と思われる点が多々あった。2013/06/09
holy36
0
公電のリークで2006~2010年辺りの内容。日本に関しては、捕鯨、アジア近隣との関係、民主党への政権交代などの内容の記載あり。思っていたほど刺激的な内容ではなかった。 ただ、こういう文章が公表され誰でも見れるようになる事については考えさせられる。世界情勢の裏を少し観察できる本であった。2012/07/31
なかがわみやこ
0
思ったより薄い。こんなもんか?差し障りのないとこだけ集めました、って感じ。2011/04/25