内容説明
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高村光太郎、室生犀星、萩原朔太郎、三富朽葉の四人に焦点をあて、詩の在りかを求める詩人たちの多様にして個性的な試みを辿る。
目次
はじめに 日本近代詩の成立
第1章 口語自由詩というアポリア
第2章 口語自由詩と声-高村光太郎『道程』
第3章 小曲の可能性-室生犀星『抒情小曲集』
第4章 散文の詩学-萩原朔太郎『青猫』
第5章 散文詩という領域-三富朽葉「生活表」
おわりに 大正末期-口語自由詩をめぐる新たな状況