教養としての資源問題 今、日本人が直視すべき現実

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教養としての資源問題 今、日本人が直視すべき現実

  • 著者名:谷口正次【著】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
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  • ISBN:9784492761977

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内容説明

レアアース・ショック、中国の脅威と資源ナショナリズムなど資源の現在と未来を明らかにする本。地政学的問題、政治的不安定性、資源ナショナリズム、環境問題、人権問題、労働問題、先住民問題、HIV問題、腐敗の構造など、著者は日本で数少ないこの分野の専門家である。すでに尖閣問題など、資源を核とする紛争が起こっているにもかかわらず、日本では資源は、いまだに金さえ出せばいつでも買える単なる外部購入資材という位置付けで、商社依存体質から抜け出せない。本書では世界における不安定な資源事情に対して警鐘を鳴らし、日本が直視すべき複合的な課題の所在を明確に提示する。

目次

序章 資源思考を失った日本(メタル危機を招いた「資源無教養」;レアアース・パニック―あれは何だったのか ほか)
第1章 サプライチェーンの最上流で何が起こっているのか?(資源の呪い;自然破壊の被害訴訟、賠償請求二・五兆円 ほか)
第2章 スーパー・パワー中国新植民地主義が新たな呪いを呼ぶ(世界不況を逆手に;世界の資源を支配する大国 ほか)
第3章 資源制約を越えて(レアメタル大国・日本―深海底に「資源の呪い」はない;コバルト・リッチ・クラスト ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

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資源問題について、基礎的な論点整理ができました。独裁的な貧困国に偏在し「資源は呪い」の呪縛に縛られるレアメタルに依存しなければならない世界経済のリスクの大きさははかりしれません。日本は、早急に海洋資源の開発に乗り出すべきでしょう。2011/08/21

taming_sfc

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谷口正次先生による2011年の近著。企業人として資源問題に長年携わり、近年は資源問題について語る代表的論者である著者による待望の一冊。資源問題の現状、資源をめぐる大国の攻防(特に中国の動向に関するジャーナリスティックな考察)、資源制約下の21世紀の成長戦略と、まさにこの時代を生きる日本人が本来熟慮しなければならない問題について詳述される。確固たる戦略をもって、資源制約を克服する必要性を認識させられる、資源問題を学ぶものにとって必読の1冊である。2011/04/08

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