ペット宣言 天使の心臓（ハート）

著者名：篠原烏童【著】

秋水社ORIGINAL（2013/06発売）

• ISBN：9784886534866

内容説明

レンタルペットのラグはロボット犬。普段はトロくて、記憶に入力されたことしかできないラグは、みんなの人気者だけど、いつもまわりは問題ばかり。でもひとたび患者さんたちの危機に直面すると、プログラムにはない奇跡を起こす－－－。冷たいはずの機械の心が生み出したその不思議なチカラの正体は！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりもん]

ロボット犬のラグが志木のプログラムで病院に慰問して患者さん達を癒すのだけど、読んでいくうちにラグの感情が確実に増えて本当に癒している気がした。

2012/05/12

[トオル]

『機械に心は宿るのか？』って、古典SFからよくある永遠のテーマですが、そんな小難しいこたぁこの際どーでもいい！(笑)　ﾗｸﾞ可愛いよﾗｸﾞ。ぼへぇ〜とした検索中顔がたまらん！！　最後のエピはちょっとホロリとしてしまった・・・しかし、機械が人の心を癒す時代が本当に来るのなら、そん時はロボ犬だけでなくロボ猫も作ってくれないかな〜〜

2010/12/21

[琥珀]

”ぼえ”は検索中、”なめ”ている時は、元気のない人に対応するプログラムその３、など、いちいち行動に説明の書き込みがあるのが、妙に律儀で可愛かった。最終話にはぼろ泣き。ロボットが意思を見せたかのような奇跡的な行動を、それでも当然のように淡々としているラグの姿が、犬派な読者にはたまらない。

2010/12/25

[きょん]

ラグ可愛い。プログラマの人格が投影されるなら、志木くん相当可愛い人ですね。

2011/03/07

[れいく]

篠原さんの動物モノには毎回泣かされるわ～。といっても今回のは厳密には“動物”じゃないけど、けど“動く物”だもんね？ラグが“いなくなってしまう”という場面では自分でも「あ……ヤバそう」と思ったけど滂沱の涙でした。バカな子ほど可愛いし、うちの子が一番！とも思うのが飼い主だもん、ラグをただのデータの塊だなんて思えないよ～！ラグの事を大好きな人にとって、ラグはたいせつな“ともだち”だよね^^

2010/12/24