内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
世界の貧困現場を取材してきたノンフィクション作家石井光太が、ストリートチルドレンの生活と現実を物語化。貧困の中で、子どもたちはどのように生きているのか？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
18
ストーリー・チルドレンのトトのおはなし。12億人の絶対貧困の一人。親を亡くし、妹を失い、祖母とも別れ、たった一人で生きていくトト。仲間と出会い、愛する人もできたが、幸せに暮らせる日々は遠い。そしてトトの成長は曲がったものではなく思いやりの心を育み、幸せをつかんだのでした…。各章ごとに、世界の子どもたちの現状が解説されています。2021/09/13
どら母 学校図書館を考える
15
これは、購入しよう。ただいま選書中2021/11/20
読書国の仮住まい
3
5才になる前に命を落とす子ども 一時間で1100人 親を失った子ども 14人に1人 食べ物が足りなくて命を落とす人 一時間で1000人 日本で捨てられる食べ物 一日53000トン 自然災害に巻き込まれてしまう人 一時間18000人 世界で売られてしまう子ども 一時間136人 戦争や暴力で命を失う人 一時間57人 綺麗な水が飲めなくて命を落とす人 一時間251人 国を離れて外国に移り住む人 一時間4900人 生まれる子ども 1分266人 トト、ニコ、リンリンは名前があってノッポ、モジャ、ハカセって何だか…。2022/06/30
の
2
主人公は信念を持って生き、幸運もあって生き延びることができた。だから主人公となり得た。また、道徳心の基礎は小学一年生位（に見える）生きていたおばあちゃんに教えられたから、善を貫くことができた。それ以前に保護者を失った子、保護者自身が犯罪を犯しながら生きていた子は、このように生きて行くことができないかも。複雑な気持ちになった。2014/03/19
yarake isuke
2
図。やわらかい雰囲気のイラストとストリートチルドレンという題材の組み合わせが不思議な読み物。シンプルな組立てと構成のおかげですいすい読めた。ユニセフやWHOの文章は「～すべき」という語調なのに違和感を感じる。著者のまとめもコンパクトでわかりやすい。輪廻転生の思想がない国、地域ではどのように生きる原動力、希望を持つのだろうか？ 調べてみる。2012/04/03
