内容説明
覚醒剤や大麻をはじめとする違法薬物を、総称して世間では“麻薬”と呼んでいる。ひとたび手を染めれば、人間性、理性、健康、若さ、将来も希望も、すべてを吸い取ってしまう。その蔓延を防ぐために、麻薬犯罪を取り締まるプロ集団、麻薬Gメンたちの存在がある。著者は取締官として捜査畑一筋36年。本書では、自分が関わってきた時代を代表する三つの事件を、迫真のドキュメント風に綴っている。
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目次
第1章 麻薬を取り巻く人々(一般社会に浸透する麻薬 さまざまな麻薬 ほか)
第2章 覚せい剤密売組織を壊滅せよ―昭和五十四年二月二十日~五十五年三月十九日(一本の「タレこみ電話」から始まった 「張込み」から「ガサ」へ ほか)
第3章 大麻密輸犯を追え―平成十五年七月四日~同年十月十四日(大麻郵便物の謎―麻薬Gメン・税関職員合同チーム 謎の受取人を追え ほか)
第4章 ネット密売人を炙り出せ―平成十七年十月二十七日~十八年十月十一日(二度目の九州勤務 麻薬密売の新たな潮流 ほか)