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内容説明
空気に重さがあることが発見されて以来、様々な気体の種類や特性が分かってきた。空はなぜ青いのか、空気中にアンモニアが含まれるのはなぜか――。身近な疑問や発見を解き明かし、科学が楽しくなる名著。
目次
第1部(目に見えないもの 空気にも重さがある 私たちをつつむ大気―その重さ ガス(気体)という考えと、その名のおこり ほか)
第2部(アルゴンの発見 なまけもののアルゴン 太陽の物質―ヘリウム ヘリウムと放射性元素 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おせきはん
23
空気に関連する研究・発見の歴史をわかりやすく伝えるとともに、学ぶことの大切さを語りかけています。中学生か高校生のときに読んでおきたかったです。2023/12/22
龍磨
19
大きな発見をした偉大な学者の研究の裏には、名もない学者の努力が生きている。 悪者扱いされる二酸化炭素も植物から出来る砂糖、脂肪など自分たちの栄養になっていていることが分かり、これを人工的に化合出来るようになれば食料問題も解決される。 酸素の発見に時間がかかったのは意外だった。2021/03/05
RASCAL
18
昨年のカドフェス本。昭和37年に子供向けに書かれた本。科学の歴史を学ぶことは、科学の精神を学ぶこと。子供の頃に読めば良かったかな。2021/03/29
ロビン
15
ファラデーの『ロウソクの科学』が面白かったので調子に乗ってこちらも読んでみた。こちらは実験講演の記録とかではなく、空気の発見の歴史と、科学者たちの偉大で時に風変わりで時に悲劇的な人生、そして空気の組成や働きを若い人向けに優しい語り口調で説いた内容となっている。空気の重さから元素や分子、膨張系数、気体反応の法則の発見、空が青い理由まで、やや難しい所もあるが大変面白く読めた。また、ガリレオやラヴォアジェなど科学者の人生を語ることで科学的真理の探求という道の厳しさや尊さを語ってくれるのもよい。文系にもお勧め。2019/11/07
C-biscuit
13
古本購入。ロウソクの科学的な読み物。今、空気の存在は自覚もあるし、呼吸などから感じることができる。当たり前の世界であるが、以前は魂の存在のようにあるということであり、何か物質とは別の扱いであったよう。空気の重さをはかったり、原子や分子などにたどり着いていくストーリーが展開されている。著名な科学者の功績をたどりながら、空気の存在をあらためて認識できる内容。あとがきにもあったが、こういう科学を想像した人々の思想や生活に触れずして真髄を理解することはできないとあり、同感。初版は昭和37年だが、オゾンも詳しい。 2019/04/19
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