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内容説明
マンガ・アニメが席巻し、世界はいま空前の日本ブーム。
しかし理由はそれだけではない。
食文化、モノづくり、日本語、和の心、エコ―あらゆる日本文化に好意が寄せられている。
それなのに自分の国を愛せなくなったのはあまりにも悲しい。
なぜ『ミシュランガイド』は東京に最多の星を付けたのか?どうして「もったいない」が環境保全の合言葉に選ばれたのか?「クール・ジャパン」の源流を探ると、古代から綿々と伝わる日本文明の精神、そして天皇の存在が見えてくる。
目次
序章 世界でいちばん人気がある国「日本」
第1章 頂きます(いただきます)―『ミシュランガイド』が東京を絶賛する理由
第2章 匠(たくみ)―世界が愛する日本のモノづくり
第3章 勿体無い(もったいない)―日本語には原始日本から継承されてきた“和の心”が宿る
第4章 和み(なごみ)―実はすごい日本の一流外交
第5章 八百万(やおよろず)―大自然と調和する日本人
第6章 天皇(すめらぎ)―なぜ京都御所にはお堀がないのか
終章 ジャパン・ルネッサンス―日本文明復興
巻末対談 日本は生活そのものが「芸術」だ―天皇から派生する枝葉のなかに我が国の文化はすべてある!(北野武×竹田恒泰)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
147
オスマントルコの軍艦エルトゥールル号遭難の救援活動、日本統治時代の台湾にダムを造った八田與一、ウズベキスタンにナヴォイ劇場を建てた抑留者。国内では無名の「地上の星」たちが学校で教えられ、語り継がれている。その結果、わが国は、「世界に良い影響を与えている国」のトップクラスにランクされている。二千年近い歴史の中、大規模な内戦がなく、侵略の危機も蒙古襲来、黒船、大東亜戦争の敗北の3度だけ、政体は変わったが国体は不変。一定の方向に文化が積み上げられ、独特の精神的気質を形成。これを次世代に引き継ぐのは我々の義務だ。2014/04/23
Willie the Wildcat
63
日本の魅力とは何か。近代化により得たものと失ったものを理解したうえで「日本、日本人とは?」を問い直すことができるといいのかもしれない。印象深いのは「和製漢語」の多さ。自身の知識不足を改めて思い知らされた気もした。著者の論点とは多少異なるが言葉を大切にしたいなぁと感じる。北野氏の「お金を貯めて買う楽しさ」も心に残る。多少偏った論点が無きにしも非ずと感じるが、昨今の政治などを考えると日本人としてのルーツを見直すきっかけになる一冊かもしれない。2012/04/25
うりぼう
57
2012年10月22日の喜多川泰先生の講演会で紹介があり、会場で購入。外国から見た日本の評価は、一部の国の情報しか伝えないマスコミとは大差。日本が江戸時代まで、これほどの傑出した技術と文化を育んだのは、平和な時代が長かったことが大きいと思う。この本を読んで、戦いによる疲弊が、どれほど人類にとってマイナスかを思い知らさせる。そして、厳しい自然と美しい四季に恵まれたことで、自然に抱かれた「人」という形で日本人に自分を等身大で見る力を与えたと思う。私達にとって、当り前であった奇跡の事実を再構築する努力をしたい。2012/10/28
五右衛門
54
読了。説得力あると思いませんか?あると思います。色々な事例を持ってだからですよねと。けれど一番感じたのは現在の(私たち)日本人の何と不甲斐ないことかと…明らかに豆腐の上に立ち何時崩れてもおかしくない土台しかありません。今からでも遅くないと自分に言い聞かせてもう一度日本人としての誇りを取り戻したいと思いました。格好良い爺になりたいですものね。2021/06/17
おかむら
46
んなわけねーだろ、と思ったので読んでみた。なんかいろいろスゴイ本。たとえば、日本の鉄道技術が最先端をいってるのは「お召列車」のおかげらしいっすよ。まじかー。あと著者は神武天皇はいた派。そうかー。Amazonレビューが高評価の方が多いのも、まじかー。大丈夫か?日本。2016/07/24
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