内容説明
物語が生まれ、動きはじめる
心の割れ目から、じわじわと切なさがこみあげてくる…。不意に訪れる恐怖と、意外な人からもたらされる優しさと。地球を旅する物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
55
いろんな本から寄せ集めて編集された紀行エッセイなので、場所の統一性のなさや、文章の長さにバラツキがあるのはしょうがないのですが、章ごとに好き嫌いの分かれる本だった。ミャンマーの紀行にかなりの枚数が割かれているが、個人的に有名な観光地があるわけでなく、あまりにも馴染みがなくちょっときつかったです。それは、人それぞれの感じ方だと思います。自分は北海道でのお酒の話が良かったかな?小説家、乃南アサとは違った一面を見られる一冊です。2015/10/01
百太
33
3.11の時の水の話、興味深かったです。2017/11/13
しん
28
僕が好きな旅行記は、著者の視点で見た旅先のことや人々のこと、著者の面白い体験について書かれたものです。この旅行記は、むしろ旅先のこととか、その歴史とか、著者自身よりも旅した場所についての記述が中心です。期待していた旅行記とはちょっと違っていたこともあり、内容が単調に思えて、読むのに時間がかかった気がします。2016/04/21
との@恥をかいて気分すっきり。
23
何かの有名な観光案内ではない。そこにある自然、暮らし、光景、文化、歴史、そこに暮らす人の言葉や表情、考え方、食べ物、季節の匂い、そういった何気ないものをフィールドワークして丁寧に文字に起こす。その行間に乃南さんの思いがにじみ出てくるのが良い。2015/09/17
るぅく
20
素敵な旅に出られて羨ましい!そして懐かしきミャンマーの景色。素敵な景色の描写とか匂いとか、人との交流とかが伝わってよかったです。あぁ、旅に出たい。2015/09/19