内容説明
「コタロー殿、起きるであります、起きるであります!」深山さんちのメイドロボ。ベルさんことベルテインは今日も働き者。小さな身体で、ご主人様である琥太郎に尽くします。そんな彼女の本来の使命であり最大の悩みは―。「…コタロー殿、コタロー殿」「なに?」「家の中でまで女装するのはどうかと思うであります、どうかと思うであります。」―女の子より可愛い男の娘の琥太郎と、そんな彼を更正させんと日夜奮闘するベルさんが繰り広げる、ゆるふわ日常ショート・ストーリー。「這いよれ!ニャル子さん」の逢空万太が贈る新シリーズ。疲れたとき、一息つきたいときに是非どうぞ! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KEI
19
購入。「這いよれ!ニャル子さん」の逢空万太さんの新シリーズなのかな?これはかなり面白い。恒例と言うべきなのか、ネタもしっかりあるし、何より、琥太郎殿とベルさん(大人Ver.含め)が可愛すぎる。この作品は連作掌編なので肩の力抜いて読むことができるのも魅力の一つかな。 「クロウリング カオス」、「G-838」・・・「這い寄る混沌」に「マヒロー」ですか。なるほど。2010/12/23
半熟タマゴ
17
主人である琥太郎の為に身の回りの世話をせっせとこなすベルさんが可愛くて癒される作品。ゲージが溜まると大人にもなれるけど、ずっと小さいままでもいいんですよ?2014/01/27
カインズ
16
【起伏のない物語(色々な意味で)】主人公の「わたし」という自称や穏やかな語り口のおかげで全体的にふわふわした優しい空気が漂う一冊でした。ベルさんの独特な口調も素敵。もっとも、ある目的のために空気をぶち壊したりもしやがりますが。一巻だというのにサブキャラのキャラもしっかり立っていました。というか、不良の兄貴は、名前が無いのが不思議なレベル。あまり恋愛要素を入れずに、このままの雰囲気でのんびり続けていってほしいな。2011/06/08
王蠱
12
ライダーマニアの著者と破戒僧イラストレーターの共演による秀逸な短編集。こういう雰囲気の話は大好きなのでぜひ続巻を出してほしい。ベルさんかわいい。不良だけど結構いい人な先輩には幸せになってほしいな。2011/04/23
わたー
11
感想埋め。今回の主人公は、ヒロイン以上に可愛い男の娘。彼を男として矯正するためにメイドロボが送り込まれてくる物語。登場人物たちを固定したショートショート、所謂、GJ部のような構成になっており、空き時間にサクサク読めるのがよかった。