内容説明
ダナは著名な映画監督の娘として生まれ、父親の期待に応えようと懸命にアシスタントの仕事をこなしてきた。今回も映画のロケ地にぴったりの古い城をパソコンでいち早く見つけ、早速その下見に、ひとりでフランスのロワール渓谷を訪れた。そして森に覆われて眠るようにたたずむ城に一瞬で魅せられてしまう。城だけでなく、持ち主のアレックスという男性にも――。彼は祖父から引き継いだ遺産の大きさにたじろぎながらも、荒れはてた土地をなんとかもとに戻そうと奮闘しているようだった。それでも、そんなアレックスにいくら心を動かされたとはいえ、まさか会ったばかりの彼と、このあと一カ月も二人きりで城で過ごすことになるとは、ダナは夢にも思っていなかった……。■ワインと美しい数々の城で名高い、フランスのロワール地方。人気作家レベッカ・ウインターズがお贈りする、森と葡萄園と古城をめぐる物語を心ゆくまでお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みろん
1
雑用をこなす映画監督の娘と、荒涼した城を相続した農場技師とのロマンス。正直、退屈な感じがあったけど、シンプルさゆえに、かえって純粋な面白さがある話なのかも…。2011/02/10
葉月
0
C2012/06/17
月
0
★★★☆☆穏やかなお話だね。2012/02/28
Mari
0
★★★2011/12/04
みータン
0
荒廃した古城を舞台に展開するロマンス。ロマンス面ではちょっと気が抜けたような展開でモヤモヤ感。古城が蘇る将来絵図やワインの復活など、ラスト後にH&Hが奮闘していくロマンスとして読みたかったなぁ…。2011/08/23